ガマ腫・リンパ管腫
ガマ腫【概念】舌下腺の停滞、溢出が原因で唾液が組織内に流出、貯留したものをガマ腫という。【臨床所見】片側性に舌下部に舌を押し上げるような形で腫脹を生じる。表面の粘膜は圧迫されて薄くなり内容液が透けて見えるようになる。多くは顎舌骨筋上方(舌下部)に限局しているが顎下部まで及んでいる場合もある。時には顎下腺が原因で顎下部に腫脹をきたすことがあり顎下型のガマ腫である。男女差は2:1で女性が多い。【病理組織的所見】嚢胞壁は薄い結合組織であるが古いものでは線維化した厚いものもある。一部は立方上皮あるいは円柱上皮を持つものもある。内容液は唾液である。【診断】類皮嚢胞であるが正中に好発する。内容物がおから上である。【治療、予後】全摘を試みるが壁の薄いものは破損して失敗することが多い。開窓療法で嚢胞壁と口底粘膜を縫合する。最近はOK-432(ピシバニール)を使った局所注入法が行われています。炎症により唾液の吸収が促進されるとともに漏れ出ているところがふさがれるようになり結果として病巣が縮小、消失していきます。
2026年07月29日 18:33
