2-④痛みはどのように神経線維を伝わるのであろう
【感覚神経を伝える後根神経節ニューロンと感覚神経】後根神経節ニューロンから出た感覚神経も軸索構造になっています。長い軸索は手足の指先から脊髄に情報を送る感覚神経、脊髄から筋肉に指令を出す運動神経、大脳皮質の運動野から足の筋肉を動かす脊髄の運動ニューロンに情報を送っている神経の軸索で長いものでも1mになります。一般的に軸索は神経が活動していない時でもNA+イオンをくみ出しK+イオンを取り込むポンプを常に動かして細胞や神経線維内外のNA+イオンとKA+イオンの濃度差を維持しています。神経が活動していないときは軸索の内部は府になっています。「静止膜電位」と言います。(ー60~ー70mV)熱や機械的な刺激で感覚受容器が活性化され神経終末に近いところのNA+が開くと負の電極に流れ込み一過性にその部分の膜電位がーからゼロになります。(脱分極)ある閾値を超えあると活動電位が発生し神経伝達(電気的インパルス)が行われます。それに対して後根神経節ニューロンの細胞体は神経線維の機能に必要なタンパクの合成を行い正常な神経伝達を行うためにNAチャンネルや感覚受容器をはじめとする様々なタンパクを軸索、感覚神経の神経終末に配置します。ミトコンドリアも電気を起こすために軸索上に配置します。炎症や神経損傷に応じてタンパク合成の量や種類を変化させて、痛みの発生や持続に関係します。【神経伝達の仕組みとそのスピード】
2026年07月30日 11:13
