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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

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⑤細胞核

【細胞は分化する】体の細胞はすべて元をたどれば1個の受精卵たどり着く。1個の受精卵が「卵割」と呼ばれる特殊な細胞分裂によって数を増やしていく。最初は目立たないが細胞の数が多くなるに従って徐々に異なる細胞へと変化していく。この変化にはDNA塩基配列の変化ではなくDNAに生じる化学的な変化がかかわる。例えばシトシン(塩基)がメチル化するとその遺伝子は不活性化されヒストン(DNAを糸巻きのように巻き付けているタンパク質)がアセチル化されるとその遺伝子は活性化されることが知られている。こうして受精卵から始まった細胞は遺伝子の使い分けをしながら体細胞へと姿を変えていく。これを「分化」という。【移植出来る細胞小器官】細胞核は真核動物にとってなくてはならない細胞小器官である。何故なら内部にあるのは生物の設計図であるゲノムだからである。しかし時として細胞核は宿主である細胞本体から離れて独自の行動を起こすことがある。その行動とはクーロン動物の作製に用いられる「核移植」とその結果として移植された細胞核が引き起こす「プログラムのリセット」である。最初はカエルの胚の細胞核が細胞核を不活化した未成熟卵に移植されクーロン動物が作製された。10年後胚の細胞ではなくオタマジャクシの体細胞すなわち分化が完成した細胞の細胞核を移植した。分化が完成したということは体細胞が何らかの役割を果たすような成熟した状態になっていてもはや他の種類の細胞になることはない。それでもその細胞核を移植された未受精卵から一匹のきちんとしたオタマジャクシが生まれた。分化が完成した細胞の細胞核であっても条件さえ整えてやれば受精卵の細胞核と同じ状態へと‘リセット,される。さらに体細胞の細胞核を細胞核を不活化した未受精卵に移植する実験が行われ哺乳類として初めてのクローンが羊で作られた。【細胞核の働き】細胞核は無数の核膜抗が存在する脂質四重層となった核膜がDNAを含むクロマチンを取り囲んだ構造をしている。ところどころリボソームサブユニットの合成を行う核小体が存在する。細胞核の内部は遺伝情報まとまりゲノムの本体であるDNAが納まっている。内部には核小体が存在していてメインの仕事は「リボソームの製造」である。リボソームのrRNAの遺伝子がDNA上に複数ありさかんにrRNAの転写がおこなわれている場所こそが核小体である。リボソームは細胞質に無数に存在する「タンパク質の合成装置」である。細胞質で働くものをわざわざ細胞核内の核小体で作られなければならない理由が核小体の謎である。リボソームはrRNAとリボソームタンパク質から出来ていてrRNAはその遺伝子であるrDNAが細胞核内に存在するのだからそこで転写されるがリボソームタンパクはタンパク質なので細胞質のリボソームで作られるはずである。謎なのは核小体で起こるのはrRNAの転写ではなく細胞質で作られるはずのリボソームタンパク質がわざわざ核小体までやってきて「リボソームユニット」が組み立てられ細胞質に出ていくということです。

 
2026年09月09日 12:24

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