①アレルギーとは?
1-1【アレルギーとは体の行き過ぎた反応】人間は身体を守るために「免疫」という仕組みを持ってます。細菌やウイルスなどの「異物」を体の中に入ってきたときにそれを見つけて攻撃し体外に追い出そうとする働きのことです。風邪のウイルスがはいてきたときに熱が出たり鼻水が出たりするのも「体が戦っている」サインである。ところがこの免疫が「本り敵でないもの」に対しても必要以上に反応してしまう現象があります。花粉や食べ物に対して無害なはずなのに「これは危険だ」と体が過剰に反応してしまうものです。これが「アレルギー反応」と呼ばれるものです。「体が頑張りすぎてしまう」です。1-2【アレルギーという言葉は「いつ」からあるの?】1920年代に皮膚アレルギー反応を介在する物質が血清中に存在していることがわかりレアギンと名つけられました。微量であるためその正体は長い間不明であったがIGE抗体というタンパク質であることが同定されました。この抗体は現在考えられているアレルギー反応のメカニズムの礎となっています。
1-3【アレルゲンと抗原の意味】抗原とは「これは身体にとって異物」と判断して反応を起こす物質のことを指します。細菌やウイルススギ花粉などの物質が抗原となりうるわけです。そしてこれらのうちアレルギーを引き起こす抗原のことを「アレルゲン」です。そのほとんどが「タンパク質」である。一言で「アレルゲン」と言っても複数のタンパク質から構成されています。鶏卵では卵白がアレルゲンであるが卵白も様々なタンパク質で構成されておりそれが「コンポーネント」とよばれていて「アレルゲン」の中にはアレルギー反応を引き起こしやすいコンポーネントとそうでないコンポーネントがある。
1-4【アレルギーとアレルギー疾患の違い】「アレルギー」とは本来生体にとって無害であるはずの特定の物質に対して免疫が過剰に反応する現象のことを指します。一方アレルギー疾患はアレルギー反応が一員となって発症する特定の臨床的疾患群あるいは病気のことを指します。何故両者を区別する必要性があるかというとアレルギー疾患の中に特定のアレルゲンによってのみ引き起こされる疾患(1対1)とアトピー性皮膚炎や気管支喘息のように特定のアレルゲンだけが原因でない疾患が混在しているからです。例えばアトピー性皮膚炎はダニとか花粉は憎悪因子であるが他にも機械的刺激、汗、ストレスなど特定のアレルゲンでないものも憎悪因子になり得るのです。自然免疫と獲得免疫の両方が関与している。
1-5【アレルギー疾患は現代病】これは衛生仮説という考え方があり「現代の生活が清潔なりすぎたせいで免疫が本来戦うべき敵(細菌や寄生虫)に出会わなくなり代わりに無害なものまで反応するようになった」という説。
1-6【様々な反応のタイプ】Ⅰ型IgE抗体の働きよる即時型アレルギーⅡ型細胞膜などの抗原にIgGやIgM抗体が反応し補体が結合して起こる細胞傷害Ⅲ型可溶性抗原とIgGやIgM抗体と免疫複合体によっておこるⅣ型感作T細胞による遅延型アレルギー
1-7【体の個性という考え方】アレルギ「反応のしやすさ」が人によって違うということである。「アレルギー=悪いもの」と考えるのではなく「その人の体の特徴」と考えるのが大切である。
2026年09月12日 10:15
