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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

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③アレルギー性疾患VS各器官vol1

4-1【アトピー性皮膚炎】・・・「強い痒みを伴う湿疹ができ、良くなったり悪くなったりをくりかえす」皮膚疾患です。乳幼児期のアトピーから幼児期に喘息、学童期以降にアレルギー性鼻炎と現れることから「アレルギーマーチ」と呼ばれている。アトピ性皮膚炎は何故起こるのでしょう?それは「バリア機能の低下」「免疫反応」「痒み」の生物的要素が複雑に絡み合っているからです。①バリア機能機構の低下・・・正常なフィラグラリン(蛋白質)が減り天然保湿因子が少なくなることにより形成不全を起こすにより起こります。これらはIL3、IL13などのサイトカインの影響により抑制することがわかっています。バリア機能が低下した皮膚では水分が蒸発しやすくなるため乾燥し痒みや刺激を感じやすい状態になります。また外界からの微生物、アレルゲン、化学物質といった異物が角層を突破しやすくなるため皮膚内に侵入し、免疫応答が誘導されやすくなります。②暴走する免疫反応(2型免疫応答の活性化)・・・過剰な免疫反応が病気の発症や悪化の中心的な役割を担ってます。異物が入ってきた場合にTH2や濾胞ヘルパーTが誘導され活性化されるとⅠ型アレルギーが起こりヒスタミン遊離されることにより皮膚に赤みや痒みを引き起こす。又TSLPというサイトカインが発現することにより樹状細胞の機能を変化させTH2を誘導しやすい状態を導く。③痒みの悪循環(神経と免疫のかかわり)・・・皮膚のかゆみはヒスタミンによって引き起こされます。しかしアトピー性皮膚炎はこのヒスタミンだけでは説明できないことが多くこれはアトピー性皮膚炎の痒みがヒスタミン非依存性のけいろによって引き起こされるからです。これらはIL31というサイトカインが注目されています。これはTh2細胞が分泌するサイトカインで皮膚の感覚神経に作用し痒みを引き起こすことが明らかになってます。IL31は感覚神経に発現する受容体と結合し痒みの神経回路を活性化させます。この刺激はC線維と呼ばれる神経を通って脊髄に伝達され最終的に脳で「痒い」という感覚として認識されます。又角化細胞が分泌するサイトカインのTSLPも神経への直接な刺激作用を持つことが報告されています。アトピー性皮膚炎の痒みは皮膚における末梢の単なる反射的な反応でなく免疫系と神経系が相互に影響しあいながら成立する複雑な現象です。『治療』は皮膚機能の低下に関しては保湿剤やスキンケア、免疫の過剰な働きに関してはステロイド、特定のサイトカインを標的にした分子標的治療薬が効果的です。
4-2【喘息ー呼吸器での戦い】・・・最初は気管支の痙攣による気道狭窄が喘息の主な病態ととらえられて気管支拡張薬が主流であったが短時間作用型β2刺激薬過剰使用による喘息死が増えたことにより病態が気管支の痙攣でなく好酸球を主体とした慢性的な気道炎症であることから吸入ステロイドが喘息の第一選択枝となりました。『外界と共存する呼吸器の防御システムー気道上皮のバリア機能』・・・人間は毎日約2万回の呼吸をします。呼吸を介して生命維持に不可欠な」ガス交換をします。しかし酸素ではなく有害な物質も含まれています。それらが体内に進入しないようにバリアが存在します。それが気道上皮でこの気道上皮の「粘液線毛クリアランス」と「細胞間接着装置」の2つのメカニズムによって維持されてます。」前者は線毛を持ち杯細胞により吸い込んだ有害物質を粘液にとらえて体外に排出します。痰として出すものとして出すものの一部はこのシステムによって集められた異物や古い細胞です。後者は細胞同志がしっかりと結合して隙間を作らないことです。タイトジャンクションでクローデインというタンパク質が隣接する細胞どうしを強固に結合して有害物質の体内への侵入を防いでいる。喘息患者はこれらの気道上皮のバリア機能が傷害されていることがわかっています。喘息患者は活性化された免疫細胞が上皮においてIL13を分泌し杯細胞を増加させて粘稠度の粘液が大量に生産されます。それにより気道表面の線毛が逆に減少し働きが妨げらます。結果として粘液線毛クリアランスが低下し有害物質を体外へ排出させる機能が損なわれます。又IL4やIL13がタイトジャンクションを形成するタンパク質の発現を低下させることも報告されている。「変わりゆく喘息の病態概念」喘息の病態は『気道の狭窄』から『慢性的な気道炎症』さらに細菌は「気道上皮のバリア機能傷害」という考え方もされる様になりました。それにより傷ついた気道上皮は「アラーミン」を発信して免疫システムに異常を知らせます。IL33、TSLP、IL25が気道炎症に関与しています。それによりIL4、IL5、IL13といったサイトカインが産生し気道の収縮や喘息の炎症にかかわる好酸球を活性化される。「喘息の治療と今後の展望」現在は吸入ステロイドと気管支拡張薬の合剤の吸入療法が主流となっている。それでも効かない場合は生物製剤です。抗IgE抗体やIL4IL5のサイトカインとその受容体(抗IL4α鎖抗体)、アラーミンであるTSLPを標的とした皮下注射の抗体薬。
 
2026年09月15日 13:56

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