③いろんな口腔心身症1痛みがある場合
【口腔内心身の種類】①舌痛症・・・最も多いのがこの舌痛症です。国際頭痛学会では「口の中のヒリヒリとした痛みやピリピリした不快な感覚が1日に2時間以上3か月以上にわたって連日繰り返すもので臨床的に明らかな原因疾患を認めない病態」と定義づけられている。口腔灼熱症候群と呼ばれることもある。症状は舌の先端や側面がヒリヒリする。一日中あり夕方以降にひどくなる。食事中や睡眠中は痛みを忘れる。ガムや飴をなめると痛みが途切れる。歯科治療が引き金になるときがある。がん恐怖症のヒト。辛い、熱い食べ物に敏感である。味覚障害がある。睡眠障害と舌痛症との関係があり睡眠障害がリスクを高める可能性があるということです。夜寝るときは痛みを感じないということです。舌には「辛い」「熱い」といった「TRPV1」と呼ばれるセンサーがありカプサイシン受容体と呼ばれています。痛みとか熱にも反応します。舌痛症の患者さんはセンサーが過敏になっておりそれが睡眠障害が関係している可能性があることと咬合不全によるストレスやそのほかの心の問題が複合的に絡みあっていることも考えられます。②非定型歯痛・・・歯が痛くなるのは歯が原因とは限りません。日本口腔顔面痛学会では歯以外の原因で歯が痛くなるものとして次のような場合です。(1)筋・筋膜の痛みによる歯痛(2)神経が障害された痛みによる歯痛(三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛)(3)神経血管拡張による頭痛を伴う歯痛(片頭痛、群発性疼痛)(4)上顎の炎症による歯痛(上顎洞がん)(5)心筋梗塞など関連痛による歯痛(6)精神疾患による歯痛(7)非定型(突発性)歯痛(8)放散痛。この中で原因疾患を認めないのに歯の痛みを訴え持続しているものを非定型歯痛と呼ばれてます。特徴的なのは病変は似られないが歯に持続性の疼痛がある。温熱や冷感、同様刺激などによる痛みがころころ変わる。歯科治療を行っても痛みが改善しない。最初は虫歯の処置⇒抜髄⇒抜歯になるも痛みが取れないケースが多い。抜歯後も痛みが残ったり別の歯に新たな痛みが生じたり日によって痛む歯が異なりまたそこを抜歯するようになる。③慢性顎関節症・・・顎関節やその周囲の筋肉に痛み、機能障害が3か月以上続く。顎関節の痛み(両側、片側)顎を動かすと痛い(開口時)顎関節の音、口が大きく開かない、開口時の変異、頭痛や耳周囲の痛み(放散痛)歯ぎしり、食いしばり、首や肩の凝り・頭痛
2026年10月28日 08:38
