自律神経とは?
【細胞を守る仕組み】「内部環境の恒常性の維持こそ生命維持の基本である」。内部環境とは細胞を囲む環境のことで外部環境は人体を囲む環境のことである。細胞と細胞の間を埋めているのが細胞外液である。血漿と間質液であり細胞内液は細胞に含まれている。細胞外液は血液、リンパ液など含まれ栄養分、酸素、ミネラル、老廃物や二酸化炭素など多くの物質が含まれている。細胞外液は細胞が活動するための材料のすべてを供給しいらなくなったら回収する。体内の水分は体重の6割を占めそのうち3分の1が細胞外液である。【体内環境はリズムがある】血圧や心拍数、体温、血中カテコールアミンは日中は高く夜間は低くなる。副腎皮質ホルモンは早朝高い。【自律神経系の分類】体性神経系(感覚神経・運動神経)は求心性神経(末梢⇒中枢)と遠心性神経(中枢⇒末梢)に分けられる。交感神経と副交感神経は遠心性神経で自律神経系の求心性神経にあたるのが「内臓求心性線維」である。「胃が痛い」や「お腹が空いた」である。【遠心性神経はどこにつながっているか?】運動神経につながっているのが横紋骨格筋(随意筋)。自律神経は平滑筋と心筋。(不随筋)【遠心性神経から筋肉までの接続の仕方が違う】交感神経は脊髄の胸髄、腰髄で副交感神経は中脳、橋、延髄あるいは延髄から出ている。目的地まで乗り換えなしが運動神経。交感神経は自律神経節を挟んで節前は短く節後は長い。副交感神経は節前は長く節後は短い。神経接続の発散が交感神経で収束が副交感神経である。【神経伝達物質と受容体】体性神経系の運動神経は脳や脊髄から出て骨格筋につながっており神経伝達物質はアセチルコリンで受容体はニコチン受容体です。自律神経系の節前神経からシナプスにむけて放出されている神経伝達物質もアセチルコリンで受容体はニコチン受容体です。副交感神経の節後神経からもアセチルコリン出ているが受容体はムスカリン受容体である。それに対して交感神経の節後神経から出ているのはノルアドレナリンである。こちらはα1α2受容体とβ1β2β3とあります。【自律神経を働きを促す植物】それはヤボランジという植物でピロカルピンが含まれていてそれが副交感神経の働きを抑える作用があり心拍数を抑える作用があるがそれに拮抗しているのがアトロピンであり抗コリン薬である。【二重支配と拮抗支配】自律神経の大きな特徴が『二重支配』と『拮抗支配』である。二重支配は一つの臓器に交感神経と副交感神経の両方がつながっているということです。又交感神経と副交感神経が一つの臓器に関して相反する作用を示すことを拮抗作用という。バランスをとっているのです。【自律神経のバランス】自律神経が休みなく活動していることを緊張性支配(トーヌス)といい特徴の一つである。交感神経の電気活動が増えると心臓の機能は上がり心拍は増える。一方交感神経の電気活動が減ると心臓の機能は下がり心拍は下がります。胃の調節も同じです。片方の神経だけで調節できるなら交感神経と副交感神経の両方は必要ないかもしれませんが日常生活で立ち上がったり座ったりと常に体の状態は変化しているので交感m神経と副交感神経の両方の神経で臓器を調節した方が巧妙な微調整がしやすい。これらの電気活動のバランスをとっているのは視床下部であり視床下部はストレスによる影響を受けているのでストレスがかかると内臓の働きに不具合が現れたりする。【二重支配の例外】汗腺立毛筋、副腎髄質、皮膚の血管など。皮膚の血管は電気活動が増えると収縮し減ると拡張する。【薬の副作用が生じるわけ】ノルアドレナリンが発見された2年後にα受容体、β受容体がみつけられた。β受容体の発見から14年後β受容体遮断薬プロプラノロールが開発され高血圧の患者さんに用いられるようになった。(レニンの分泌も抑えられAT2が出なくなり血管の収縮を抑える作用あり)気管支喘息の人は禁忌であります。正確に言えば心臓はβ1で気管支はβ2です。喘息で高血圧はβ1ブロッカーを使う。アセチルコリンの場合は抗コリン薬が使われることが多い。
2026年04月12日 10:33
