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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

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糖尿病治療と薬

糖尿病は大きく分けて①インシュリン分泌障害(1型)②インシュリン抵抗性亢進(2型)日本では糖尿病全体の9割以上を2型が占めている。基本は生活習慣や食事の見直しですが改善のみられない場合は薬物療法である。第一選択薬は肥満が関係しているから1ビグアナイド薬でメトホルミン®グリコラン、でAMPキナーゼ活性化することにより肝臓で乳酸を取り込むので糖新生抑制骨格筋では糖取り込み促進消化管では糖取り込み抑制する。2選択的DDP-4阻害薬膵®テネリア臓に働きかけてインクレチン濃度を上げてインスリン分泌促進3SGLT2阻害薬®ルセフィ尿にグルコースを出す(脱水を起こす)。以上の3つで思うように効果が上がらなければGLP-1受容体作動薬を使用する(Ca2+促進)。リラクルチド、エキセナチド、リキシセナチド。インクレチンという消化ホルモン一種で膵臓を刺激してインスリンの分泌を刺激して促す作用がある。経口薬がある。以前はスルホニル尿素薬(SU剤)がある。膵臓のβ細胞のSU受容体にくっつきk+チャネルが閉じCa2+が開くことにより脱分極(興奮)が起きインスリンが分泌する。しかし作用が強すぎて低血糖を起こしたり体重増加したりして膵臓の力を弱める恐れがあることもわかっていますから最近は使用が少なくなりました。他にもαーグルコシダーゼ阻害薬
2025年06月22日 04:32

高血圧症と薬

血圧=血液の量÷血管の太さであらわされ、高血圧治療薬は血液の量↓血管の太さ↑で血圧は下がる。
血管を収縮させる物質はCa2+とアンジオテンシンとNAd(α1)の3つあるからそれぞれの受容体をblockすれば血管は拡張し降圧する。
血管を拡張させる薬①Ca2+拮抗剤アムロジピン®アムロジン®ノルバスクニフェジピン®アダラート②ARBロサルタン®二ユーロタン、オルメサルタン®オルメテック③α1遮断薬(前立腺肥大症)ドキサゾシン®カルデナリン④ACE阻害薬イミダプリル®タナトリル、エナラプリル®レニベース
血液の量を減らす①利尿薬(サイアザイド系)塩分を排出する®フルイトラン®ナトリックス副尿酸値が上がる②β遮断薬アテノロール®テノーミン錠などがある。
2025年06月22日 04:30

外来小手術例と口腔疾患(ここ近年当クリニックの症例数)


歯根嚢胞摘出(歯根端切除)多数例      外傷(歯肉裂傷) 25例          歯槽骨骨折1例                              外傷性顎関節炎5例 歯牙再植3例
エプリース  1例            白板症   5例               ブラキシズム多数例         下顎隆起切除術2例
Quinke浮腫1例              エリテマトーデス2例             inplant 352                                   血管腫1例
舌痛症 15例               顎関節症 多数例(月に3症例~5症例)    咬合性外傷多数例                       
顔面神経麻痺  2例           頸肩腕症候群4例               開口障害 10例
粘液嚢胞摘出   76例          三叉神経痛 1例  舌咽神経痛1例            再発性アフタ性口内炎 多数例
歯牙再植(外傷)           歯原性角化嚢胞(開窓療法)1例          睡眠時無呼吸症候群 3例
Fope   多数例              口内炎(難治性)多数例           習慣性顎関節脱臼 1例
口腔カンジタ症 7 例          舌繊維腫 1例                歯性上顎洞炎    1例
口腔内切開  多数例            口唇ヘルペス 多数例            正中埋伏過剰歯   3例
唾石摘出術 4 例 (腺体内唾石1例)   膠原病5例                  舌小帯頬小帯癒着症 多数例
ANUG   1例 尋常性天疱瘡   川崎病1例 甲状腺機能亢進3例 橋本病5例  関節リウマチ多数例
悪性腫瘍生検 5例
扁平苔癬   3例 埋伏智歯抜歯 多数例         クローン病2例巨細胞性動脈炎1例成人スチル病 1例線維筋痛症1例         令和6年12月現在
2025年06月15日 04:15

ω3脂肪酸と歯周病

細胞膜に含まれる脂肪酸に含まれる脂肪酸にエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)というω3脂肪酸があるがこれらが代謝されるとリゾルビンやプロテクチンという物質が作られ、これらは炎症を消す作用がある。これらはよく知られているのは動脈硬化、脂質異常症の予防や建脳効果である。これらの物質が歯周病とどういうかかわりを持つかということである。歯周病菌であるPgを感染させるときにリゾルビンを一緒にに添えるとポケットからの歯周病菌が減っていたという事実が起こったということです。さらにアスピリン併用を併用するとリゾルビンの効果が長時間持つということです。従って虚血性疾患などの抗血栓薬を飲んでいる人が魚中心の生活すれば歯周病の改善できるということです。
2025年06月13日 07:46

HCNチャネル阻害薬®コララン

「脈拍を遅くする薬」〔服薬指導〕あなたの心臓は働き過ぎて心拍数がとても速くなっている。この薬は働きすぎの心臓を休め心臓の負担を軽くする薬。〔使用条件〕洞調律から投与開始時の安静時心拍数が75回/分以上の慢性心不全〔どんな患者〕β遮断薬を最大認容量75回/分以上の人。β遮断薬が使えない人〔作用機序〕HCNチャンネル遮断することにより脈拍が遅れさせる安静時心拍数が50~60回/分に改変。〔禁忌〕クラリスロマイシン、ベラパミル、ジルチアゼム
2025年06月12日 08:38

アンジオテンシンレセプターネプリライシン阻害薬サクビトリルバルサルタン錠®エンレスト

心不全の薬でいわゆるARNIです。サクビトルとバルサルタンとを合わせたものです。ホルモンとしての心房に働くANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)と心室に働くBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)であり作用として利尿作用(Na貯留)血管拡張作用、レニン、アルドステロン抑制作用、一方バルサルタンはARBの作用がある。ANPとBNPはネプリライシンよって分解、不活化されるので阻害薬としてのサクビトルにより心負荷を軽減させバルサルタンによりAT1受容体をブロックし血管拡張し血圧低下。副作用として浮腫が起こりやすい。
2025年06月12日 08:32

失活歯(神経を抜いた歯)が全身の病気を引き起こす

失活歯とは神経(歯髄)を失った歯のことです。虫歯が進行して、神経に達し、感染してしまった場合や歯科治療のために、意図的に神経を取り除いた場合などが相当します。また事故などの衝撃でひびが入った歯をそのままにしておくとそこから口の中の細菌が感染し同じように神経が壊死してしまうことがあります。神経のない歯だから痛くない。だから身体に害はないというのは間違いである。癌と失活歯との関係は乳がん患者の93%に根管治療が施されていた。しかも癌が存在する乳房と同側に根管治療がなされていた。失活歯が全身疾患の原因になるという考えは「歯性病巣感染説」は20世紀初頭にアメリカから広がりました。失活歯と同じ様に慢性扁桃炎という喉の病気も離れたところに病気が起こる病巣感染である。扁桃腺はウイルスや細菌をブロックする臓器であるが一方で感染が起こりやすく、アデノウイルス、EBウイルス、ライノウイルス、溶連菌やブドウ球菌、肺炎球菌などが増殖しやすいところです。失活歯や慢性扁桃炎が原因となって起こる病気としてIgA腎症、関節リウマチ、リウマチ性心内膜炎、心筋炎、アトピー性皮膚炎などがあります。何故失活歯が病巣感染をおこすか?歯の神経や根の先で細菌が増殖するとこれらの菌が血管を通じて全身に波及する。これにより菌血症になる。細菌が増殖すると身体の防御反応により血液を通じて細菌と戦う白血球が送り込まれ炎症が発生する。炎症の結果、大量に発生する炎症性物質が増殖した細菌と一緒に血流に入り体内に送り込まれる。人によれば細菌によってできる抗体に対するアレルギー反応が起こる。
2025年06月12日 08:27

膠原病(リウマチ)の薬

膠原病は臨床的にはリウマチ性疾患、免疫学的には自己免疫,疾患病理組織学的には結合組織疾患に分類されます。膠原病で一番多いのは関節リウマチ、SLE、多発筋炎・皮膚筋炎などの筋肉の病気、結節性多発動脈炎などの血管の病気などあります。【性差】関節リウマチは3:7SLEは1:9で女性が多い。【要因】免疫系が破損しているため「自己」に対して抗体を作っているため、自己抗原を発現している臓器を攻撃するようになる。あるいは自己抗原性リンパ球が増えて自己抗原を発現して攻撃するようになります。【症状】発熱、食欲低下・体重減少、関節痛、関節炎、腱鞘炎、筋肉痛、筋肉低下、発疹、貧血、リンパ腺の晴れ、レイシー病【治療】非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)、抗リウマチ薬(DMARDs)メトトレキサート、トファチニブ、ミゾリピン、タクロリムス、イグラチモド®ケアラム、ペ二シラミン、ブラシラミン、(ステロイド)プレドニゾロン(生物学的製剤)インフリキシマブ®レミケード、アダリムマブ®ヒュミラ、ゴリムマブ®シンポニー、トシリズマブ®アクテムラ、エタネルセプト、アバセプト



 
2025年06月07日 06:05

尋常性天疱瘡

天疱瘡は代表的な自己免疫性水疱症である。自己抗原はデスモゾームの構成タンパクの一つであるデスモグレイン(Dsg)群でDsgにたいする自己抗体がデスモゾームに付着し上皮細胞間の接着が障害された結果、上皮内に水疱を形成する。口腔粘膜に病変を生ずるのは尋常性天疱瘡といい口腔粘膜病変のみを示す粘膜優位型と口腔粘膜と皮膚病変を示す粘膜皮膚型に分類される。粘膜優位型では抗体はDsg3のみで粘膜皮膚型ではDsg1とDsg3の両方に反応する。【所見】30~60代に多く女性に多い。口腔粘膜では水疱を見ることなくほとんどが(糜爛)である。糜爛の好発部位は歯肉、口蓋、口唇、頬粘膜、舌であり発赤が強く、形態は不規則で広範囲にわたり(二コルスキー現象)を認める。上皮が簡単に剥離する。【病理組織学的】基底細胞直上に上皮性水疱が形成され水疱内に棘融解細胞がみられ免疫的には口腔粘膜の上皮細胞間にIgGの沈着を認める。血液中に上皮細胞膜にIgG自己抗体が存在し血液検査としてDsg3、Dsg1に対する抗体価をELISA法で測定する。【治療】ステロイド内服療法であり長期にわたるステロイドの内服を要する。ステロイドの減量によりしばしば再発したり治療に抵抗性がある場合は死に至ることもある重篤な疾患である(致死率7、5%)。プレドニゾン20~40mg日で開始する。難治性の場合はステロイドパルス療法、免疫抑制剤、γグロブリン静注、抗CD20抗体リツキシマブ。口腔粘膜にかんしてはデキソメタゾン。カンジタの発症がある。
 
2025年06月06日 17:06

心房細動2

糖尿病があると心房細動になりやすい大きな理由は「血管の閉塞」と考えられている。健康な人でも年を取るにつれて血管壁が硬くなってしなやかさが失われ「動脈硬化」が進んできます。年をとると血圧が上がりやすくなる理由もここにあります。糖尿病になると高血糖の状態が続き、細い血管が続き、細い血管だけでなく、太い血管の動脈硬化が進みます。動脈硬化は動脈の内側に様々な物質(歯周病菌Pg菌など)が沈着して厚くなり隆起(プラーク)できる状態で、プラークが出来ると血流が途絶え、剥がれたプラークが血管に詰まって心臓や脳などの重要な臓器の血管に障害を起こします。この動脈硬化が心臓の太い血管に起こり、血液が心臓に十分に行かなくなると「狭心症」が起こります。これを放置してしまうと、血管が完全に閉塞すると血流がstopし心筋の一部が壊死して「心筋梗塞」が起こります。このような心臓病があると心臓の収縮が低下し「心不全」が起こります。この状態が心筋細動の発症の原因になります。ところが最近では糖尿病の患者さんに「HEpEF」というタイプの心不全が報告されています。心臓の収縮能が保たれているにも関わらず全身の循環不全を起こしてしまう状態です。最近は糖尿病薬として「SGLT2阻害薬」が推奨されています。【治療】①心房細動の治療②合併症対策(脳梗塞予防と心不全の治療)心房細動の治療は「リズムコントロール」と「レートコントロール」
リズムコントロールはカテーテルアブレーション(電気で焼灼)と抗不整脈薬。レートコントロールではジギタリスとβ遮断薬
2025年06月05日 07:49

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

〒737-0142
広島県呉市広駅前1-8-11

TEL:0823-72-3041

受付時間:月~土
AM/9:00~12:30
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土曜午後の診察は17:00まで
休診日:木曜午後、日曜、祝日

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