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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

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帯状疱疹帯状の神経節ブロック

星状神経節ブロックは交感神経の働きを一時的に止め副交感神経を優位にさせて全身の血流をアップさせる方法であるがもともとは痛みを抑制することを目的に開発されたもので椎間板ヘルニアや偏頭痛や帯状疱疹など上半身の痛みを伴う症状への治療法としてよく知られている。①痛みの伝導路を遮断する。②痛みの悪循環を断ち切る作用がある。痛みがあるとそれが筋肉を強ばらせ、交感神経の緊張を起こし、末梢の血行が悪くなり脳への「誤作動」を起こす。すると痛みの信号が次々と生みだされ、痛みが憎悪します。
局所麻酔による星状神経節ブロックは頸部の一か所に細い針を刺し5ccの麻酔薬を注入だけの治療法である。頸部の交感神経に浸透してその緊張を和らげるだけである。星状神経節を局所麻酔でブロックするとその範囲の血流がよくなり発汗が抑えられて暖かくなります。交感神経の働きが抑えられて副交感神経優位になります。さらに血流の増加で視床下部の機能が正常化さらに自律神経のバランスの正常化。
2025年06月04日 11:59

クローン病

特定の原因は解明されてませんが遺伝的素因や環境因子を背景に腸管免疫や腸内細菌叢(腸内細菌の分布)に異常がおこることで発症すると考えられている。腸管免疫とは腸に備わった免疫機能です。日常生活において日々、飲食物に含まれる有害物質にさらされている消化管にはそれらを排除する免疫機能が備わっています。特に腸の粘膜には多くの免疫細胞が集まっており有害、無害を監視・対応してます。炎症や下痢の症状が現れるのは、免疫細胞が有害細胞を排除するために戦っているからです。有害物質をうまく排除できると免疫細胞は戦いを終了し炎症が治まりますが、免疫の働きに異常が起きると、免疫細胞の抑制と活性のバランスが崩れると有害でないもの(正常な細胞や組織)に対して過剰に反応したり攻撃をやめたりするために炎症が治まらなかったりします。さらに腸内細菌のバランスが腸管免疫の働きに強く影響したりします。(善玉菌2日和見細菌7悪玉菌1)善玉細菌を優位に保つと免疫細胞の活性と抑制のバランスも整います。【炎症部位】回盲部で裂肛、肛門周囲膿瘍、痔瘻などの肛門病変、口腔、大腸、小腸など【症状】腹痛、下痢、体重減少、貧血、不明熱や関節、皮膚、眼などの腸管外合併症がある。症状がぶり返す。【治療】メサラジン®ペンタサ、ステロイド経口剤、免疫調整薬アザチオプリン、メルカトプリン、抗TNF-α抗体インフリキシマブ®レミケードアダリムマブ®アクテムラ®ヒュムラ抗ILー12・23抗体ウステキヌマブ®ステラーダ皮下注

 
2025年06月04日 05:09

遺伝性血管性浮腫(HAE)

遺伝性血管性浮腫は、限局性の浮腫が突然現れて、一定時間後に自然消失する病気。突然、顔面、四肢、消化管、喉頭など様々な部位に発生し、痛みを伴う。喉頭に浮腫がおきると窒息で死亡することがある。アナフィラキシー、蕁麻疹と間違えられ易い。直接的な誘発因子は決まってないが抜歯などをきっかけに起こることが知られている。歯科治療時には起こらず数時間後にも起こることがあり注意が必要だという。治療薬はアナエブリ皮下注200mgペン。
2025年06月03日 06:12

ストレスと癌

血液中の白血球は、体内に細菌などの異物が侵入すると、それを自分の中に取り込み消化、分解してくれます。けがをした場合にしばらくたって傷口から発生する膿は細菌と戦って死滅した白血球の死骸であります。白血球はリンパ球、顆粒球、マクロファージであります。顆粒球60%、リンパ球35%、マクロファージ5%の割合ですがストレスを受けるとそのバランスが崩れて顆粒球は増加しリンパ球は減少します。顆粒球の寿命はとても短くて血液中で4~5時間で組織中でも4~5日ぐらいであります。そして死ぬときはたくさんの【活性酸素】を出します。活性酸素が病気や老化の原因であることはよく知られています。活性酸素は体内に侵入してきた細菌などを死滅・無害化してくれる、免疫にとってプラスの働きもしますが強力なので増えすぎると逆に健康な細胞や組織にまで
酸化・変質させ機能を衰えさせます。こうしてDNAを傷つけられた細胞は癌化します。ストレスが活性酸素を増やし癌を誘発する。細胞の癌化は日常的に誰の身体にもおこっています。異常に増殖するかは免疫力にかかってきます。免疫の中枢は視床下部でありそれが何らかの原因で崩れると癌をはじめいろんな病気にかかってきます。


 
2025年06月02日 06:32

川崎病

中型動脈(冠動脈)しばしば侵される原因不明の血管炎であり乳幼児に好発する。4歳以下の症例が80%を占め1歳前後に発症のピークがある。【症状】突然の発熱で発症し数日のうちに頸部リンパ節腫脹、眼球結膜充血、イチゴ舌口唇紅潮の粘膜症状、不定形発疹、手足の硬性浮腫。治療が遅れた場合、数日間で冠動脈瘤が形成され心筋梗塞などきたす。【治療】免疫グロブリン静注とアスピリン併用。
2025年05月31日 16:40

結節性多発動脈炎(PAN)

全身の中・小型動脈を侵す壊死性血管炎を主病態とし、中高年男性に生じる原因不明の疾患である。全身の諸臓器にわたり多彩な症状をきたす。【好発】40~60歳の男性【症状】2週間以上続く38度以上の発熱、半年以内に6キロ以上の体重減少。多発する筋肉痛および関節痛。皮膚症状(紫斑、皮下結節、皮膚潰瘍、壊疽、網状皮斑)腎泌尿器症状(急性腎障害、腎梗塞、高血圧)多発性単神経炎【検査】白血球数上昇、血小板上昇、赤沈上昇、CRP上昇、ANCA(-)【確定診断】フィブリノイド変性、壊死性血管炎【治療】ステロイド経口投与やステロイドパルス療法。対症療法。ステロイド無効の場合はシクロホスファミド®エンドキサン、アザチオプリン
2025年05月31日 16:39

巨細胞性動脈炎(GCA)

浅側頭動脈や眼動脈などの血管壁に巨細胞を含んだ肉芽腫性の炎症が生じる疾患である。【好発】50歳以上の女性【症状】発熱、全身倦怠感、体重減少、筋肉痛、顎の跛行(咀嚼時の疲労感、痛み)、片側で拍動性の頭痛と浅側頭動脈の怒張・圧痛、脈拍減弱、視力低下、視神経乳頭の蒼白浮腫【検査}赤沈上昇、CRP(+)リウマトイド(-)自己抗体(ー)【確定診断】動脈生検で巨細胞を伴う肉芽腫形成。リウマチ性多発筋痛を伴う。【治療】ステロイド投与。視力障害を伴う場合はステロイドパルス療法。ステロイド減量する場合はメトトレキサート、トシリズマブ®アクテムラ【予後】良好であるが失明の危険性あり。


 
2025年05月31日 16:37

線維筋痛症

線維筋痛症とは慢性疼痛と様々な随伴症状を特徴とする原因不明の疾患である。原発性のものとリウマチ性疾患に続発する二次性のものに分けられる。【性差】40歳~50歳代の女性に好発。【要因】ウィルス感染、外傷、手術などの外的要因と離別などの心理的要因がある。【症状】全身痛(3か月以上持続)こわばり随伴症状として疲労、倦怠感、うつ、不眠、目まい、ドライマウス、逆流性食道炎、しびれ、過敏性腸症候群【病態】脳の機能障害により下行性疼痛系抑制系が減弱し上行性痛覚伝導路も亢進し痛みが増強する。【治療】プレガバリン®リリカ、抗うつ剤デュロキセチン®サインバルタ、オピオイドトラマドール、ストレッチ水泳など運動療法
2025年05月30日 14:01

自己免疫疾患が女性に多い理由

自己免疫疾患の患者さんの多くは女性です。①性ホルモン。主要な女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンです。T細胞やB細胞はそれら女性ホルモンに対する受容体を持ってます。女性ホルモンによる刺激によりT細胞はIFN、B細胞は抗体産生を増強しますが男性ホルモンであるテストステロンは活性化を抑制します。②女性が2本の染色体を持っていることです。X染色体上にはパターン認識受容体の一つであるToll様レセプター(TLR-7)など免疫系を活性化する遺伝子が多く含まれている。男性に比べ女性の方が多い。③腸内細菌ごうに男女差がある。腸内細菌は36~37度の適温で水も栄養も豊富な生育環境を手放そうとしません。その結果、外部から入ってきた病原体住み着こうとしても縄張りを与えず、結果的に感染防御の役割を果たします。腸内細菌は腸管内の生態系の維持だけでなく体内の免疫系にも作用します。腸内細菌が乱れると自己免疫疾患など起こしますが女性の方が子供を産む機能があるので強い免疫系があるかもしれません。

 
2025年05月30日 08:53

ベーチェット病

反復する炎症反応により全身の臓器が障害され多彩な臨床症状を示す難治性の疾患である。性差は認められず男性に症状が重篤な病型が多い。【好発年齢】30~40歳【症状】口腔粘膜の再発性アフタ皮膚症状として下腿伸側に結節性紅斑眼症状としてブドウ膜炎有痛性のブドウ膜炎皮膚針反応(+)【発症機序】ウイルス細菌などの外的因子とHLA-B51などの内的因子による免疫応答に異常が起きる。自己免疫機序と自己炎症機序により炎症が起こる。その結果好中球を主体とした炎症が起き諸臓器が障害される。【治療】NSAIDs、コルヒチン、ステロイド、免疫抑制剤が基本で無効の場合は生物学的製剤としてTNF-α製剤を用いる。
 
2025年05月29日 11:44

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

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