がん予防できるか?
【がんの原因の多くは生活習慣】がんの原因はアメリカでは「たばこ」と「食事」がそれぞれ30%と多く運動不足、職業、遺伝、ウイルス、細菌、周産期、生育がそれぞれ5%と続きます。一般社会では遺伝や放射線、化学物質などががんの原因として向けられることが多いが実際には生活習慣の方が圧倒的にがんリスク原因として大きな割合を占めている。6割以上です。日本とアメリカは生活習慣が異なるためがんリスク要因は1位が喫煙2位が感染3位が飲酒である。【日本では感染によるがんが多い】に法腕感染によるがんの割合が多いのかというと肝臓がんや胃がんが多いためです。肝臓がんは肝炎ウイルス胃がんはヘリコバクターピロリ菌です。ウイルスや細菌は免疫細胞により排除されますが中には潜り抜け血液中に棲みついて増殖し続けることがあり特殊感染としてがんを引きおこすのである。肝臓がんはB型肝炎ウイルスC型肝炎ウイルスに感染すると慢性的な炎症を起こし20年かけて肝硬変や肝臓がんを引き起こす。他にはヒトパピローマウイルスによる子宮頸がんやヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型による成人T細胞白血病・リンパ腫がある。【どんな生活習慣ががんにかんよするのか?】飲酒と喫煙については多くのがんで「確実」で肥満は大腸がんや肝臓がんで「ほぼ確実」となっています。食品では食塩・塩蔵品と胃がんが「ほぼ確実」と評価されています。がんリスクを下げる要因は運動が大腸がんはほぼ「ほぼ確実」野菜と果物の摂取が食道がんで「ほぼ確実」【5つの健康習慣によりがんのリスクがほぼ半減】がんの予防法として「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」という5つの健康習慣を取り上げる。喫煙は肺がん、肝臓がん、胃がん、食道がんが「確実」飲酒は肝臓がん、大腸がん、食道がんと関連があり飲む量は純エタノール量換算で23g程度。身体活動はがんだけでなく心疾患のリスクも軽くなる。体重はBMI21~25に抑えましょう。これを行えば男性で43%女性で37%がんのリスクが低くなる。【薬でがんを予防する「化学予防」】がんの予防法には生活習慣の改善や感染の予防・検査の他,遺伝的にがんリスクが高い人や癌を治療して再発が心配される日知、がんになる手前の前がん病変がみられる人は薬による予防いわゆる「化学予防」という方法です。1次は生活改善。2次は早期発見に努める。「化学予防は」その中間です。長期にわたり薬を飲み続ける負担はあるが手術よりはハードルは低い。もう一つは遺伝子検査によりがん抑制遺伝子であるBRCA1に生まれつき異常があるため乳房や卵巣・卵管のを切除する手術です。(アンジェリーナジョリー)【ドラッグ・リポジショニング】がん予防薬の開発はあまり進んでないが他の薬で成功例がある。狭心症の治療薬のシルデナフィル®バイアグラ高血圧の治療薬としてミノキシジル®ロゲイン、インフルエンザの治療薬としてのアマンタジン、抗てんかん薬としてのソニサミドがそれぞれパーキンソン薬。がんの予防薬はアスピリンや糖尿病のメトホルミン、スタチン、閉経後骨粗鬆症治療薬であるラロキシフェンなどがある。【アスピリンが大腸がんを予防する?】アスピリンを5年以上服用した人は服用しない人に比べ大腸がんによる死亡率が半減したことが報告されてます。しかし喫煙者や飲酒についてもはアスピリンの予防効果は減弱していました。薬を服用すると分解・排出にかかわる反応を薬物代謝と言い薬物代謝で働く酵素を「薬物代謝酵素」という。これには遺伝子多型が存在する。遺伝子多型はゲノムの塩基配列の個体差のことでいわゆる「体質」のことです。たばこの嗜好品として接種される生体外の異物の解毒代謝にも働きます。たばこのがん原性物質はそのままでは発がんしないが代謝される過程でかっつ成果反応性の高い代謝物質となりDNAに結合して遺伝子の損傷をもたらすことで発がんすると考えられている。喫煙者がアスピリンを服用した際にたばこのがん原物質とアスピリンが代謝される際に起こる相互作用が発がんリスク増加を生み出している。【アスピリンが何故大腸がんを抑制できるか?】何故解熱鎮痛剤であるアスピリンが大腸がんに対して予防効果をしめすのか?それはアスピリンの抗炎症作用と抗血小板作用にあるのでは?大腸がんの予防においてもCOX(シクロオキシゲナーゼ)に結合してプロスタグランジンの働きを阻害して炎症を抑えることががんを抑えることになる可能性があるということです。また抗血小板作用によりがんの抑制に効いているのではとも思われています。【肥満と大腸がん】大腸がんの予防薬としてスタチンやメトホルミンがある。メトホルミンの服用に大腸ポリープの再発率が40%低下する。メトホルミンは糖新生を抑制する作用があり、中性脂肪やコレステロールの合成の抑制、インスリン抵抗性の改善にも働くことがわかってきました。肥満と大腸がんの悪性サイクルは脂肪と糖質の過食⇒肥満⇒アディポサイトカイン(IL-1,TNFα、IL6)⇒インシュリン抵抗性、炎症反応、脂質異常症⇒肥満⇒肥満⇒(悪性サイクル)⇒大腸がん。この悪性サイクルを断ち切ることでメトホルミン、スタチン。アスピリンが大腸がんに寄与している。
2026年05月16日 18:28
