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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

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HCNチャネル阻害薬®コララン

「脈拍を遅くする薬」〔服薬指導〕あなたの心臓は働き過ぎて心拍数がとても速くなっている。この薬は働きすぎの心臓を休め心臓の負担を軽くする薬。〔使用条件〕洞調律から投与開始時の安静時心拍数が75回/分以上の慢性心不全〔どんな患者〕β遮断薬を最大認容量75回/分以上の人。β遮断薬が使えない人〔作用機序〕HCNチャンネル遮断することにより脈拍が遅れさせる安静時心拍数が50~60回/分に改変。〔禁忌〕クラリスロマイシン、ベラパミル、ジルチアゼム
2025年06月12日 08:38

アンジオテンシンレセプターネプリライシン阻害薬サクビトリルバルサルタン錠®エンレスト

心不全の薬でいわゆるARNIです。サクビトルとバルサルタンとを合わせたものです。ホルモンとしての心房に働くANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)と心室に働くBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)であり作用として利尿作用(Na貯留)血管拡張作用、レニン、アルドステロン抑制作用、一方バルサルタンはARBの作用がある。ANPとBNPはネプリライシンよって分解、不活化されるので阻害薬としてのサクビトルにより心負荷を軽減させバルサルタンによりAT1受容体をブロックし血管拡張し血圧低下。副作用として浮腫が起こりやすい。
2025年06月12日 08:32

失活歯(神経を抜いた歯)が全身の病気を引き起こす

失活歯とは神経(歯髄)を失った歯のことです。虫歯が進行して、神経に達し、感染してしまった場合や歯科治療のために、意図的に神経を取り除いた場合などが相当します。また事故などの衝撃でひびが入った歯をそのままにしておくとそこから口の中の細菌が感染し同じように神経が壊死してしまうことがあります。神経のない歯だから痛くない。だから身体に害はないというのは間違いである。癌と失活歯との関係は乳がん患者の93%に根管治療が施されていた。しかも癌が存在する乳房と同側に根管治療がなされていた。失活歯が全身疾患の原因になるという考えは「歯性病巣感染説」は20世紀初頭にアメリカから広がりました。失活歯と同じ様に慢性扁桃炎という喉の病気も離れたところに病気が起こる病巣感染である。扁桃腺はウイルスや細菌をブロックする臓器であるが一方で感染が起こりやすく、アデノウイルス、EBウイルス、ライノウイルス、溶連菌やブドウ球菌、肺炎球菌などが増殖しやすいところです。失活歯や慢性扁桃炎が原因となって起こる病気としてIgA腎症、関節リウマチ、リウマチ性心内膜炎、心筋炎、アトピー性皮膚炎などがあります。何故失活歯が病巣感染をおこすか?歯の神経や根の先で細菌が増殖するとこれらの菌が血管を通じて全身に波及する。これにより菌血症になる。細菌が増殖すると身体の防御反応により血液を通じて細菌と戦う白血球が送り込まれ炎症が発生する。炎症の結果、大量に発生する炎症性物質が増殖した細菌と一緒に血流に入り体内に送り込まれる。人によれば細菌によってできる抗体に対するアレルギー反応が起こる。
2025年06月12日 08:27

膠原病(リウマチ)の薬

膠原病は臨床的にはリウマチ性疾患、免疫学的には自己免疫,疾患病理組織学的には結合組織疾患に分類されます。膠原病で一番多いのは関節リウマチ、SLE、多発筋炎・皮膚筋炎などの筋肉の病気、結節性多発動脈炎などの血管の病気などあります。【性差】関節リウマチは3:7SLEは1:9で女性が多い。【要因】免疫系が破損しているため「自己」に対して抗体を作っているため、自己抗原を発現している臓器を攻撃するようになる。あるいは自己抗原性リンパ球が増えて自己抗原を発現して攻撃するようになります。【症状】発熱、食欲低下・体重減少、関節痛、関節炎、腱鞘炎、筋肉痛、筋肉低下、発疹、貧血、リンパ腺の晴れ、レイシー病【治療】非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)、抗リウマチ薬(DMARDs)メトトレキサート、トファチニブ、ミゾリピン、タクロリムス、イグラチモド®ケアラム、ペ二シラミン、ブラシラミン、(ステロイド)プレドニゾロン(生物学的製剤)インフリキシマブ®レミケード、アダリムマブ®ヒュミラ、ゴリムマブ®シンポニー、トシリズマブ®アクテムラ、エタネルセプト、アバセプト



 
2025年06月07日 06:05

尋常性天疱瘡

天疱瘡は代表的な自己免疫性水疱症である。自己抗原はデスモゾームの構成タンパクの一つであるデスモグレイン(Dsg)群でDsgにたいする自己抗体がデスモゾームに付着し上皮細胞間の接着が障害された結果、上皮内に水疱を形成する。口腔粘膜に病変を生ずるのは尋常性天疱瘡といい口腔粘膜病変のみを示す粘膜優位型と口腔粘膜と皮膚病変を示す粘膜皮膚型に分類される。粘膜優位型では抗体はDsg3のみで粘膜皮膚型ではDsg1とDsg3の両方に反応する。【所見】30~60代に多く女性に多い。口腔粘膜では水疱を見ることなくほとんどが(糜爛)である。糜爛の好発部位は歯肉、口蓋、口唇、頬粘膜、舌であり発赤が強く、形態は不規則で広範囲にわたり(二コルスキー現象)を認める。上皮が簡単に剥離する。【病理組織学的】基底細胞直上に上皮性水疱が形成され水疱内に棘融解細胞がみられ免疫的には口腔粘膜の上皮細胞間にIgGの沈着を認める。血液中に上皮細胞膜にIgG自己抗体が存在し血液検査としてDsg3、Dsg1に対する抗体価をELISA法で測定する。【治療】ステロイド内服療法であり長期にわたるステロイドの内服を要する。ステロイドの減量によりしばしば再発したり治療に抵抗性がある場合は死に至ることもある重篤な疾患である(致死率7、5%)。プレドニゾン20~40mg日で開始する。難治性の場合はステロイドパルス療法、免疫抑制剤、γグロブリン静注、抗CD20抗体リツキシマブ。口腔粘膜にかんしてはデキソメタゾン。カンジタの発症がある。
 
2025年06月06日 17:06

心房細動2

糖尿病があると心房細動になりやすい大きな理由は「血管の閉塞」と考えられている。健康な人でも年を取るにつれて血管壁が硬くなってしなやかさが失われ「動脈硬化」が進んできます。年をとると血圧が上がりやすくなる理由もここにあります。糖尿病になると高血糖の状態が続き、細い血管が続き、細い血管だけでなく、太い血管の動脈硬化が進みます。動脈硬化は動脈の内側に様々な物質(歯周病菌Pg菌など)が沈着して厚くなり隆起(プラーク)できる状態で、プラークが出来ると血流が途絶え、剥がれたプラークが血管に詰まって心臓や脳などの重要な臓器の血管に障害を起こします。この動脈硬化が心臓の太い血管に起こり、血液が心臓に十分に行かなくなると「狭心症」が起こります。これを放置してしまうと、血管が完全に閉塞すると血流がstopし心筋の一部が壊死して「心筋梗塞」が起こります。このような心臓病があると心臓の収縮が低下し「心不全」が起こります。この状態が心筋細動の発症の原因になります。ところが最近では糖尿病の患者さんに「HEpEF」というタイプの心不全が報告されています。心臓の収縮能が保たれているにも関わらず全身の循環不全を起こしてしまう状態です。最近は糖尿病薬として「SGLT2阻害薬」が推奨されています。【治療】①心房細動の治療②合併症対策(脳梗塞予防と心不全の治療)心房細動の治療は「リズムコントロール」と「レートコントロール」
リズムコントロールはカテーテルアブレーション(電気で焼灼)と抗不整脈薬。レートコントロールではジギタリスとβ遮断薬
2025年06月05日 07:49

帯状疱疹帯状の神経節ブロック

星状神経節ブロックは交感神経の働きを一時的に止め副交感神経を優位にさせて全身の血流をアップさせる方法であるがもともとは痛みを抑制することを目的に開発されたもので椎間板ヘルニアや偏頭痛や帯状疱疹など上半身の痛みを伴う症状への治療法としてよく知られている。①痛みの伝導路を遮断する。②痛みの悪循環を断ち切る作用がある。痛みがあるとそれが筋肉を強ばらせ、交感神経の緊張を起こし、末梢の血行が悪くなり脳への「誤作動」を起こす。すると痛みの信号が次々と生みだされ、痛みが憎悪します。
局所麻酔による星状神経節ブロックは頸部の一か所に細い針を刺し5ccの麻酔薬を注入だけの治療法である。頸部の交感神経に浸透してその緊張を和らげるだけである。星状神経節を局所麻酔でブロックするとその範囲の血流がよくなり発汗が抑えられて暖かくなります。交感神経の働きが抑えられて副交感神経優位になります。さらに血流の増加で視床下部の機能が正常化さらに自律神経のバランスの正常化。
2025年06月04日 11:59

クローン病

特定の原因は解明されてませんが遺伝的素因や環境因子を背景に腸管免疫や腸内細菌叢(腸内細菌の分布)に異常がおこることで発症すると考えられている。腸管免疫とは腸に備わった免疫機能です。日常生活において日々、飲食物に含まれる有害物質にさらされている消化管にはそれらを排除する免疫機能が備わっています。特に腸の粘膜には多くの免疫細胞が集まっており有害、無害を監視・対応してます。炎症や下痢の症状が現れるのは、免疫細胞が有害細胞を排除するために戦っているからです。有害物質をうまく排除できると免疫細胞は戦いを終了し炎症が治まりますが、免疫の働きに異常が起きると、免疫細胞の抑制と活性のバランスが崩れると有害でないもの(正常な細胞や組織)に対して過剰に反応したり攻撃をやめたりするために炎症が治まらなかったりします。さらに腸内細菌のバランスが腸管免疫の働きに強く影響したりします。(善玉菌2日和見細菌7悪玉菌1)善玉細菌を優位に保つと免疫細胞の活性と抑制のバランスも整います。【炎症部位】回盲部で裂肛、肛門周囲膿瘍、痔瘻などの肛門病変、口腔、大腸、小腸など【症状】腹痛、下痢、体重減少、貧血、不明熱や関節、皮膚、眼などの腸管外合併症がある。症状がぶり返す。【治療】メサラジン®ペンタサ、ステロイド経口剤、免疫調整薬アザチオプリン、メルカトプリン、抗TNF-α抗体インフリキシマブ®レミケードアダリムマブ®アクテムラ®ヒュムラ抗ILー12・23抗体ウステキヌマブ®ステラーダ皮下注

 
2025年06月04日 05:09

遺伝性血管性浮腫(HAE)

遺伝性血管性浮腫は、限局性の浮腫が突然現れて、一定時間後に自然消失する病気。突然、顔面、四肢、消化管、喉頭など様々な部位に発生し、痛みを伴う。喉頭に浮腫がおきると窒息で死亡することがある。アナフィラキシー、蕁麻疹と間違えられ易い。直接的な誘発因子は決まってないが抜歯などをきっかけに起こることが知られている。歯科治療時には起こらず数時間後にも起こることがあり注意が必要だという。治療薬はアナエブリ皮下注200mgペン。
2025年06月03日 06:12

ストレスと癌

血液中の白血球は、体内に細菌などの異物が侵入すると、それを自分の中に取り込み消化、分解してくれます。けがをした場合にしばらくたって傷口から発生する膿は細菌と戦って死滅した白血球の死骸であります。白血球はリンパ球、顆粒球、マクロファージであります。顆粒球60%、リンパ球35%、マクロファージ5%の割合ですがストレスを受けるとそのバランスが崩れて顆粒球は増加しリンパ球は減少します。顆粒球の寿命はとても短くて血液中で4~5時間で組織中でも4~5日ぐらいであります。そして死ぬときはたくさんの【活性酸素】を出します。活性酸素が病気や老化の原因であることはよく知られています。活性酸素は体内に侵入してきた細菌などを死滅・無害化してくれる、免疫にとってプラスの働きもしますが強力なので増えすぎると逆に健康な細胞や組織にまで
酸化・変質させ機能を衰えさせます。こうしてDNAを傷つけられた細胞は癌化します。ストレスが活性酸素を増やし癌を誘発する。細胞の癌化は日常的に誰の身体にもおこっています。異常に増殖するかは免疫力にかかってきます。免疫の中枢は視床下部でありそれが何らかの原因で崩れると癌をはじめいろんな病気にかかってきます。


 
2025年06月02日 06:32

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

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広島県呉市広駅前1-8-11

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受付時間:月~土
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