アレルギーが疑われたら
24~48時間以上経過してから症状が現れる「Ⅳ型の遅延型アレルギー反応」で金属アレルギー(NI、COなど)もこのタイプで発赤、丘疹、水疱を形成する。【原因】歯科においては局所麻酔、抗菌薬、鎮痛剤に対するアレルギーの頻度が高い。それ以外にも歯科用金属や修復材料(金属充填物、レジン、セラミックス、ジルコニア、チタン)等に対するアレルギーにも注意を要する。【症状】紅斑や水疱などの接触性皮膚炎が主な症状である。扁平苔癬、アトピー性皮膚炎、膿疱症がみられる。【予防策】局所麻酔薬は一般用外用剤(鎮痛、殺菌消毒剤、坐剤、歯槽膿漏治療薬)に高頻度に配合されており、これらの薬剤はバリアの破壊されている皮膚炎部、外傷部に使用されるため、感作されやすく、配合された局所麻酔薬によるアレルギー性接触皮膚炎が増加している。局所麻酔薬アレルギーが疑われる偶発症は心因性反応、迷走神経反射麻酔時の不安や痛みが誘因となって脳貧血様発作を発症していることが大半なので適切な局所麻酔剤の選択と痛みのない局所麻酔や心理面での配慮が必要である。【予防策】初診時に問診を行うことが重要であるが既往歴や家族歴にアレルギー疾患やアレルギー素因(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、化粧品アレルギー、アトピー)薬剤や食物に対するアレルギー反応の有無や過去のエピソードを聴取する。その後に血液検査やパッチテストを行いアレルゲンを特定する。
2025年12月23日 09:19
