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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

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⑭心不全の薬

心不全(不完全)⇒心臓ポンプ機能低下⇒血液循環が正常に行われていない。(心臓が疲れている。心臓そのものが障害されている。
【原因】①ポンプ機能の低下⇒心収縮力を上げる。ポンプ機能を上げる。
    ②戻ってくる血液を処理できない。⇒前負荷の軽減(血液量を減らす)
    ③動脈の血管が狭い⇒後負荷の軽減(血管を拡げる)
1⃣ポンプ機能を上げるには?心臓をどうやって収縮させるか?CA2+が必要。【強心薬】①β1刺激ドパミン、ドブタミン、デノパミン
                               ②PDEⅢ(ホスホジエステラーゼ)阻害薬オルプリノン、ミルタノン
                               ③トロポニンcとCA2+を結合ピモベンダン
                                   【強心配糖体】ジゴキシン心筋が弛緩するときにNA+ポンプがある。NA+ポンプ阻害⇒細胞内NA+が増える⇒NA+ーCA2+交換系抑制⇒細胞内CA2+濃度上昇⇒心収縮力上がる
2⃣前負荷軽減(循環血液量減少)・・・・①ACE阻害薬、ARB・・・アルドステロン分泌抑制⇒血液循環量減る
                   ②利尿薬・・・・体液量減る
                   ③硝酸薬・・・血管拡張(静脈)仕事が楽。
3⃣後負荷・・・・・・・・・・・・・・・①ACE阻害薬、ARB・・・動脈の拡張
                   ②硝酸薬・・・・・・・・動脈の拡張
4⃣β1遮断薬・・・・・・・・・・・・・カルベジロール、ビソプロロール⇒心収縮力↓⇒心拍出量低下⇒静脈に帰る血液量↓⇒負担↓                 β1刺激薬(心臓強くする)とβ1遮断薬(心臓の負担軽減)

 
2025年08月03日 05:56

⑬DMRDs(疾患修飾性抗リウマチ薬)

関節リウマチ治療薬・・・・【自己免疫疾患と慢性炎症】
             自己反応性T細胞からのIL6による自己反応性B細胞による自己抗体(RA)とIL2とINFγによる活性化されたマクロファージからのIL6、TNFα、IL1による炎症性サイトカインによる慢性炎症。
1⃣免疫調整薬・・・免疫が正常な細胞に働かず、異常な細胞に働く。①SH含有化合物・・・・免疫複合体のジスルフィド結合を開裂させる。ペニシラミン、ブシラミン              ②サルファ剤・・・炎症性サイトカインを抑制。サラソスルファピリジン                       ③転写因子抑制・・・・自己反応性T細胞の核移行の転写因子NF-κBを阻害する。イグラチモド®ケアラム
2⃣免疫抑制剤・・・免疫全体抑制①メトトレキサート(第一選択薬)葉酸の活性化を阻害。核酸合成阻害。ポイント一週間に1回。
               ②ミゾリピン、アザチオプリン・・・代謝拮抗薬
               ③タクロリムス®プログラフ、シクロスポリン®ネオラール・・・イムノフィリンと結合しカルシニーリン酵素阻害       ④トファシチニブ・・・・・YAK(ヤヌスキナーゼ)阻害することにより炎症性サイトカイン抑制
3⃣生物学的製剤・・・・炎症性サイトカインや受容体に働く・・・(1)TNF-α抗体①インフリキシマブ®レミケード
                                   ②アダリムマブ®ヒュムラ
                                   ③ゴリムマブ®シンポニー
                              (2)IL6受容体抗体トリシズマブ®アクテムラ
                              (3)TNF-α受容体に作用エタネルセプト
                              (4)抗原提示の2次シグナルT細胞CD28に作用共刺激阻止アパセプト
                              




                               



             
2025年08月02日 08:30

⑫ステロイド

ステロイドとは副腎という臓器で作られるホルモン。このホルモンが持つ作用(抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用)を薬として応用したものがステロイド薬。
抗炎症作用・・・・・・炎症に係る物質プロスタグランジンの産生を抑える。マスト細胞間物質⇒アラキドン酸に係る酵素ホスホリパーゼcを阻害するのがステロイド剤。アラキドン酸⇒PGに係る酵素シクロオキシゲナーゼニア(COX)を阻害するのがNSAiDs。アラキドン酸⇒ロイコトリエンに係るのがリポオキシゲナーゼ(LOX)。
①鉱質コルチコイド・・・アルドステロン集合管のNA+ポンプにおいてNA+の再吸収、k+の排出により血圧↑、浮腫、低K血症
②糖質コルチコイド・・・【3大作用】抗炎症作用、免疫抑制、抗アレルギー+弱い鉱質コルチコイド(血圧上昇)
            【疾患】炎症性疾患、リュウマチ疾患、自己免疫疾患、アレルギー疾患
            【副作用】代謝作用(血糖値↑、脂肪合成)
            プレドニゾロン、ペタメタゾロン、デキサメタゾン
            【作用】鉱質コルチコイド弱め糖質コルチコイド強める。
            【使用上の注意】急にやめると頭痛や吐き気、血圧低下などステロイド離脱症候群が起きる。
            ステロイドの長期投与によりコルチゾールが減る。従って中止するとコルチゾールの分泌が出ないから                    
            副作用が起こる。
 
2025年07月31日 18:02

⑪抗菌薬

1⃣細胞壁合成阻害薬・・・・・①βラクタム系抗菌薬・・・トランスペプチダーゼ阻害(1)ペニシリン系アンピリシン、アモキシシリン®オーグメンチン                              (2)セフェム系セフメタゾール、セフェピム                                       (3)カルバペネム系イミペネム、メロペネム®ファロム         ②グリコペプチド系抗菌薬・・・D-ALA、D-ARAと結合することにより細胞壁が出来なくする。バンコマイシン、テイコブラニン  ③ホスホマイシン系抗菌薬・・・・ペプチドグリカンのNアセチルムラビン酸を合成するUDPサイク  ル合成阻害
2⃣タンパク質合成阻害薬・・・・・・50Sに結合①マクロライド系エリスロマイシン、クラリスロマイシン®クラリス、アジスロマイシン®ジスロマック             ②クロラムフェニコール系・・・・クロラムフェニコール
                       ③リンコマイシン系リンコマイシン 
                 30Sに結合①アミノグリコシド系ストレプトマイシン、カナマイシン®カナマイシン、ゲンタマイシン®ゲンタシン、アルベカシン       ②テトラサイクリン系テトラサイクリン、ミノサイクリン®ミノマイシン
3⃣核酸合成阻害・・・・・DNA二重らせん構造をDNAジャイレース阻害することによりほどけないようにする。
                        ①レボフロキサシン®クラビット
                        ②ノルフロキサシン
                        ③シプロフロキサシン®シプロキサン®オゼックス®バクシダール
4⃣葉酸合成阻害・・・・・・サルファ剤、ST合剤®バクトラミン・・・・パラアミノ安息香酸⇒ジヒドロ葉酸⇒テトロヒドロ葉酸SとTで阻害する。(SスルファメトキサゾールとTトリメントプリム)
 
2025年07月30日 08:35

⑩鎮痛剤

オピオイド鎮痛剤①麻薬性鎮痛剤②非麻薬性鎮痛剤
痛み⇒脊髄⇒中脳、延髄⇒視床⇒大脳皮質(上行性痛覚伝導系)それぞれに鎮痛作用があるμ受容体、κ受容体、δ受容体がある。セロトニン受容体アドレナリン受容体(下行性痛覚伝導系)
痛みを抑えるには上行性痛覚伝導系を遮断し下行性伝導系を活性化すれば痛みは治まる。
①麻薬性鎮痛剤(1)モルヒネ®オプソ【薬理作用】μ受容体刺激し下行性痛覚伝導系を活性化する。【副作用】鎮咳作用、便秘吐き気
        (2)コデイン
        (3)ペチジン
        (4)フェンタニル
        (5)オキシコドン®オキシコンチン
②非麻薬性鎮痛剤(1)ペンタゾシン®ソセゴンμ受容体を遮断カッパー受容体刺激モルヒネより弱い                (2)ジプレノフィン®レペタンμ受容体刺激モルヒネより強い(特徴)モルヒネと併用すると効果弱い【麻薬拮抗性鎮痛薬】
③その他鎮痛薬(1)トラマドール®トラマール、オピオイド受容体刺激、ノルアドレナリン再取り込み阻害、セロトニン再取り込み阻害     (2)プレガバリン®リリカ・・・・CA2+チャネルのα2δサブユニット結合し脱分極阻害
        (3)アミトリプチリン®トリプタノール三環系ノルアドレナリン再取り込み阻害、セロトニン再取り込み阻害
        (4)デュロキセチン®サインバルタSNRI
        (5)アセトアミノフェン®カロナール中枢神経の閾値を上げる。中枢性COX阻害、下行性伝導系の活性化
2025年07月29日 08:23

⑨アドレナリン、アセチルコリン受容体

アドレナリン受容体α1、α2、β1、β2、β3があり交感神経のnAdと結合。
①心臓・・・β1心拍数増加、心収縮力増大                α⇒α1血管、前立腺α2ブドウ膜毛様体上皮、神経
②血管・・・α1血管収縮⇒血圧上昇血管β2弛緩             β⇒β1心臓、β2気管支平滑筋血管β23膀胱平滑筋
③気管支平滑筋・・・・β2気管支平滑筋弛緩拡げる
④膀胱平滑筋・・・・・β23膀胱平滑筋弛緩畜尿
アセチルコリン受容体・・・・ムスカリン受容体M1M2M3ニコチン受容体NN,NM   抗コリン薬便秘口喝排尿障害
①心筋・・・・・・・M2心泊数減少、心収縮力低下
②眼・・・・・・・・M3瞳孔括約筋収縮・・縮瞳 M3毛様体筋収縮・・・眼圧低下
③気管支・・・・・・M3気管支平滑筋収縮
④消化管・・・・・・M3消化管平滑筋収縮・・・胃腸運動促進
⑤膀胱・・・・・・・M3膀胱平滑筋収縮・・・排尿
⑥唾液腺・・・・・・M3唾液分泌亢進
⑦筋肉・・・・・・・MM骨格筋収縮


 
2025年07月29日 08:22

左肩、左の上顎の歯の痛みを放置すると?

突然、体の左側つまり左肩、左わき腹、あるいは上顎の歯の痛み(関連痛)が生じたら心筋梗塞の疑いがあります。心筋梗塞とは栄養と酸素を届ける心臓専用の3本の血管(冠動脈)が一本でも詰まると起きる心疾患です。血管が詰まって血流がstopし20分後には心臓が酸素不足になり心筋の一部が壊死していきます。詰まった血管は6時間以内に広げないと命に係わることなので一刻も早く対応が必要です。心筋梗塞では酸素不足で心臓が異常な痙攣をおこし(心室細動)致死性の不整脈が起こることもあります。もし胸の痛みを訴えて倒れてしまった人がいればすぐAEDで処置しないといけません。心筋梗塞の原因は動脈硬化です。口腔においての歯周病菌も原因の一つである。又たばこは血管を収縮させる働きがあるので心臓に負担がかかります。
2025年07月29日 08:18

⑧受容体

リガンドの生理作用を引き出すための作用部位。薬理で起こるのは「細胞膜上の受容体」(例外)細胞内ステロイド、核甲状腺ホルモン、ビタミンD
(1)イオンチャネル内蔵型・・リガンドが受容体にくっつき陽イオンNA+CA2+が入ってくると脱分極が起こり⇒興奮
​​​​​​               リガンドが受容体にくっつくと陰イオンCL-が張ってくると過分極⇒抑制
(2)酵素活性型・・・・・・リガンドが受容体にくっくと酵素チロシンキナーゼ(リン酸化酵素)のはたらきで活性化
(3)G蛋白質共役型・・・・・7回細胞を貫通し、3つのG細胞が結合している受容​体                           
               ①G蛋白s⇒効果器アデニル酸シクラーゼ⇒CAMP 血管平滑筋弛緩、心筋収縮、血小板凝集抑制                       
               ②G蛋白i⇒効果器アデニル酸シクラーゼ⇒CAMP                        
               ③G蛋白q⇒効果器ホスホリパーゼc⇒ip3(イシリトール3リン酸)セカンドメッセンジャーとし         
               働きCA2+↑↑細胞は興奮する。
                                    


 
2025年07月25日 12:26

帯状疱疹ワクチン

65歳以上になると免疫が低下しやすくなるので小さいごろ水疱瘡かかった人は出やすくなるのでワクチンの必要性があります。ワクチン接種は2種類あります。①不活化ワクチン®シングリックス【効果】1年後約90%以上の発症予防効果5年後約90%10年後70%【接種回数】2回筋中2か月間隔【料金】20000~25000×2②乾燥弱毒生水痘ワクチン®ビケン【効果】1年後67.5%5年後37.2%【接種回数】1回【料金】7000~10000
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスというヘルペスウイルスの1種によって引き起こされる疾患です。水痘と帯状疱疹という異なる疾患です。一度水疱瘡にかかると神経節に潜伏し一生神経節にウイルスは眠ってます。老化とストレスと免疫低下あるいは脱水などでウイルスが再活性化して神経を辿って皮膚に現れ水疱を形成する病気を帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛といいます。神経が炎症に巻き込まれ強烈な痛みになります。ちなみに口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによる単純疱疹で機序は同じですが違う疾患です。一番厄介のはRAMSAY-HUNT症候群であります。顔面神経で活性化し内耳神経を巻き込むことで起こります。顔面神経麻痺、耳の痛み、耳介の水疱が特徴です。片方の耳が腫れて痛くなり水疱ができて同じ側の口角が上がらなくなり眼も閉じにくくなります。難聴や目まいや口蓋や舌に水疱が出来たりします。抗ウイルス薬だけでなくステロイド治療が必要となります。
2025年07月24日 12:10

ケルセチン(抗酸化物質)

ケルセチンは玉ねぎなどの食品に含まれているフラボノイドの一種で脂肪の代謝を助ける働きがありますが癌細胞の増殖を抑える働きがあると言われています。①抗がん剤の補助効果・・・・癌細胞はABCトランスポーターを発現していて抗がん剤を細胞外に排出して効きにくくするからそれを阻害してく抗癌剤を癌細胞内にとどめて聞きやすくする。(微小管の脱重合を阻害するタキサン系を聞きやすくする)      ②癌細胞では光刺激において活性酸素を発生し細胞障害をおこすが正常細胞には保護的に働く。(光感作剤)           ③遺伝子のp53を活性化させデス受容体刺激することでアポトーシス誘導させる。(遺伝子治療補助)
2025年07月24日 12:08

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

〒737-0142
広島県呉市広駅前1-8-11

TEL:0823-72-3041

受付時間:月~土
AM/9:00~12:30
PM/14:00~19:00
土曜午後の診察は17:00まで
休診日:木曜午後、日曜、祝日

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