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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

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免疫制御細胞(treg細胞)をIPS細胞から作製

人の人工多能性幹細胞(ips細胞)からみずからの体を攻撃する自己免疫反応を抑制するための「制御性T細胞」と同等の機能を持つ細胞を作製したとのこと。ips細胞から免疫機能のの司令塔となる細胞を培養。そこにタンパク質4つの物質を用いた試薬与えたところ制御性T細胞と同等の機能を持つ細胞を作ることに成功した。この細胞に「移植片対宿主病」の原因物質に結合する人工タンパク質を追加。これによってGVHDの進行を抑制する効果がえられた.一型糖尿病にも応用されることの可能性がある。
 
2024年06月17日 20:32

歯周病菌と大腸がん

大腸癌との関係で注目されているのは「フソバクテリウム・ヌクレアタム」という歯周病菌で嫌気性細菌の一つである。2012年に大腸癌患者の癌組織や便から検出されたとの報告あり。その後の研究ではこの菌が大腸癌に多くみられたこと、細胞レベルでは細胞活性化に関するメカニズムに関与し大腸癌を悪化させることさらにこの菌の働きで大腸粘膜の防御機能が損なわれることが報告された。口腔から大腸にたどり着いた菌が大腸癌進行に関与している可能性がある。従って定期検診して効果的なブラッシングと歯周ポケットのプラーク(バイオフィルム)を除去してもらうことが必要です。
2024年06月17日 20:31

大動脈瘤と歯周病

大動脈は心臓から上に出た後Uターンして下に向かう人体でもっとも太い血管。ステッキのような形状で心臓に近い胸部大動脈は直径3センチ。各臓器へ向かう動脈を分岐しつつ
徐々に細くなり下流の腹部大動脈は約2㎝でへその周りで両脚への動脈に分かれる。常にかかる高い血圧で動脈硬化で弱くなった部分が膨らみ、直径が元の1.5倍超えると
大動脈瘤とされる。動脈硬化にかかわるだけに高血圧や高脂血症、喫煙、睡眠時無呼吸症候群などのリスク要因とされてますが「歯周病も関与する」とされてます。動脈の膨張を
抑える内弾性板という組織を壊す歯周病菌も見つかっており動脈瘤の患部から血流に乗ってたどり着いた歯周病菌の遺伝子が多く見つかるそうである。治療は人工血管かカテーテル治療。最近母乳に含まれる栄養成分の一種トリカプリンを投与すると瘤が縮小することが証明されました。
 
2024年06月17日 12:25

身障者の歯科口腔外科治療の注意点

身障者の歯科において注意すべき点は知能、情緒、運動を分けた場合それぞれMR(精神遅滞)、自閉症、脳性麻痺がある。口腔治療においてMRは義歯より固定義歯が理想である。自閉症は変化を極端に嫌うので歯冠修復による形態回復が大変気になり落ち着かなくなる。長期にわたり歯が欠損したところにBRを装着しても同様である。可撤義歯は慎重に適応を考える。脳性麻痺は異常運動による咬耗症や外傷性咬合、咬合高径、口唇などの自傷を考える。食事は摂食障害により食べ物の内容や形に著しい偏りがあるため特にでんぷんが多く柔らかく粘着性がある口腔衛生にとって欠点だらけの食べものである。このような食べ物は咀嚼筋や表情筋の働きを必要としないので筋や関連骨格の廃用萎縮や発達遅滞を招く結果となりますます固い食べ物をとりいれなくなり悪循環を引き起こす。治療後のブラッシングと定期的にメンテナンスが重要です。
2024年06月12日 01:46

薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の歯科口腔外科治療

骨吸収抑制薬、血管新生阻害薬に関連して発生することがある顎骨壊死は問題になっていて対策が必要です。診断基準は1、BPやDmabの治療歴、2、8週以上口腔、顎、顔面領域に骨露出認める。また口腔内あるいは口腔外から骨を蝕知できる瘻孔を8週以上認める。3、原則として顎骨への放射線履歴がない。かっては顎骨壊死は難治性とされていましたが現在は高い確率で治癒が期待できるようになりました。保存療法では6,7%腐骨除去、腐骨部分だけを取り除く方法で66.7%、大きく取り除くと83.3%が治癒したとの報告あります。 
ステージ分類はステージ1感染がなしステージ2感染ありステージ3が口腔外や上顎洞、隣接組織にフィステルあり。歯科処置において抜歯時にARA(骨吸収抑制薬)を休養しないこととなりました。BPは骨内に蓄積しないがデスノマブは蓄積するので投与後4か月で抜歯が望ましい。リスクが高い患者は1長期投与者2ステロイドと血管新生阻害薬併用者3糖尿病患者4高容量の骨吸収抑制薬を投与されている癌患者
2024年03月06日 05:50

顎口腔ジストニア

顎口腔ジストニアは咀嚼筋の異常収縮を生じる中枢性疾患で口があかない(開口障害)顎、口、舌、唇が無意識に動く(不随意運動)震える(振戦)筋肉が痛い、口が閉じれない(閉口障害)あごがずれる病気です。精神科の薬の副作用、外傷、パーキンソン病や抜歯や補綴後の歯科治療後に症状が現れることがある。治療は内服治療、咬合不全治療ブロック治療、ボトックス治療などがある。
2024年03月06日 05:45

心筋梗塞、狭心症の患者が来院したときの口腔処置と患者管理

狭心症の急性症状は冠動脈が酸素を含んだ血液を心筋に供給するのを相対的に不足させる因子が存在すると症状は悪化する。それらの因子は肉体運動、過食、寒気そして情動がある。
これらは血中のカテコールアミン(エピネフリン、ノルエピネフリン)濃度を上昇させ、その結果、心拍出量の増加、心筋収縮力の増大、血圧の上昇を引き起こしそのため心筋の酸素消費が増加するがもし冠動脈が増大した酸素消費量に応ずることが出来なければ狭心症の急性発作が始まる。
それに対して急性心筋梗塞は突然の激烈な狭心ような痛みである。左肩から左腕に放散痛がある。痛みの部位は胸骨上中央三分の一次いで胸骨の下三分の一か心窩部に多い。この場合ニトログリセリンも無効である。死亡の危機が最もたかいのは梗塞が始まって4時間から6時間である。大半が心室細動の場合が多い。
口腔処置として重要なのは梗塞後6か月以内は禁忌である。また処置は午前中に行う。麻酔はエピネフリン含有の局所麻酔剤を使うべきです。治療時間は最大60分までに終わらせるようにする。
2024年02月09日 16:19

副腎皮質ステロイド服用者の口腔処置

副腎皮質ステロイド服用者は自己免疫疾患や血液疾患などに用いられるが急性症状の寛解は得られても十分に完治は至らずやむを得ず長期にわたって服用せざるを得ない症例があります。プロスタグランジンなどの化学伝達物質の放出を抑制するので抗炎症作用、免疫抑制、抗アレルギー、鎮痛作用があり一方では易感染、高血糖、体幹肥満(ムーンFACE)、骨粗鬆症(CA吸収阻害)、消化性潰瘍、高血圧、多毛(副腎皮質の代償作用)、精神症状、緑内障(交感神経優位)口腔内においては易感染状態にあるのでプラークコントロールは必須で抜歯など外科処置では感受性の高い抗菌スペクトルの狭い抗生剤を選択すべきである。
2024年02月08日 17:21

透析患者の口腔外科注意点

透析の目的は慢性腎不全、糖尿病性腎炎など体内の老廃物を十分排出しきれなくなった状態つまり腎不全の末期状態が適応である。最近は糖尿病性腎炎が当クリニックにおいても多いです。なかには細菌性心内膜炎による患者もいます。改善する症状は腎不全による高カリウム値や重炭酸濃度が低いのが拡散によって変わってくる。尿素や尿酸やクレアチニンが排出され尿毒症が治る。高血圧や浮腫などが改善される。合併症は心臓、循環器系障害。水、ナトリウム過多による心不全。貧血。出血傾向、易感染症、創傷治癒遅延などある。長期合併症として透析アミロイドーシス、正中神経麻痺などがある。透析患者に診られる口腔症状は粘膜貧血、血腫、舌乳頭萎縮みられる。口腔処置においては感染と出血に気を付ける。抗生剤はペニシリン、セファロスポリン系を用いる。
2024年02月06日 17:04

難治性口内炎と口腔癌の鑑別

難治性口内炎の種類は再発性アフタ性口内炎、カタル性口内炎、ウイルス性口内炎、紅斑性口内炎があります。
再発性アフタ性口内炎はストレス疲労睡眠不足など免疫力低下によりまたはビタミンB不足などで起こります。上皮がはがれ白くなり潰瘍の周りは赤い炎症で有痛性で接触痛が強い。醤油でも痛い。2週間ぐらいで自然治癒が起こるが再発を繰り返す。
カタル性口内炎は物理的な刺激によってできる。不良充填物や咬合不全により舌や唇をかむことの外傷ややけどにより赤みが強く境界が不明瞭。
ウィルス性口内炎はヘルペスウイルスにより最初は水疱ができそれがつぶれて潰瘍になる。口唇にできることが多い。
紅斑性口内炎はアレルギー反応により起こるもので金属によるもやたばこのニコチン性によるものがある。
問題は口腔がんとの鑑別です。2週間も治らず。さらには大きくなりしこりができたり拭って取れない白斑や見た目が不規則でしかも痛みがなければ要注意です。頬粘膜や舌側片部は好発部位です。

  
2023年09月08日 07:58

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

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