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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

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⑤舌苔のケア

健康人におけるわずかな舌苔は決して病的なものではない。しかし免疫力や口腔機能の低下は舌苔を増加させ日和見感染を生じることにより様々な合併症を引き起こすためケアが必要である。舌は毛のように伸びた糸状乳頭があり味覚には関与しないが手指にある指紋に類似した働きをしている。食塊形成や摂食・嚥下のサポートをしている。糸状乳頭は角化しているので表面は白く映るが伸張した糸状乳頭は毛ブラシ状になっているので口腔の様々な物が付着してくる。この付着物は口腔粘膜の剥離上皮、食物残渣、細菌、唾液や血液成分などである。口腔清掃が不良であると食物残渣や微生物が増加し糸状乳頭に絡みついて舌苔が生じる。さらに増えると口腔カンジタ症や黒毛舌を生じる。糸状乳頭は微生物などが誤飲されないためのフィルターの役割を果たしていてその中身が舌苔である。【舌苔のケアと留意点】①舌苔ケアの意義・・・免疫力や口腔機能の低下は舌苔を増加させ日和見感染を引き起こすにより様々な合併症を引き起こすためケアが必要である。②糸状乳頭の伸張・・・糸状乳頭の伸張は経口摂取をしていないことや軟食を摂取していることにより生じる。そのためこれらの人は舌のケアをする必要性がある。長くなった糸状乳頭を除去することが重要である。③口腔衛生状態の悪化・・・口腔ケアが十分おこなわれていれば舌苔は生じない。④口腔乾燥・・・高度な口腔乾燥が進行すると舌苔が乾燥し著しく除去が困難になる。⑤合併症・・・黒毛舌は通常の口腔ケアでは除去困難である。経口摂取の人は抗菌薬の使用を中止すれば自然と除去できるが非経口摂取の場合は舌ブラシで機械的に除去する必要性あり。口臭や味覚障害は通常の舌苔ケアと同様に行う。⑥薄く舌苔のある状態が自然な状態である。過度に行わない。舌後方へのケアは嚥下反射や嘔吐反射を誘発し誤嚥事故や不快症状を引き起こすことになるので注意が必要である。
2026年01月31日 06:34

④舌炎

舌は知覚、触覚をはじめとして味覚、咀嚼、構音、嚥下といった重要な機能を持った臓器である。舌炎の原因には様々な要因があるが大きく分けて全身疾患に伴う病変と舌固有の病変がある。全身疾患に伴う舌炎は貧血、ビタミン不足、皮膚科疾患、膠原病類似病変、薬剤で一方舌固有の病変として感染症、外傷、歯牙による慢性の機械的刺激、唾液分泌低下、腫瘍性病変、放射線照射などがあげられる。【全身疾患に伴う舌炎】①貧血・・・鉄欠乏性貧血と悪性貧血がある。前者はプラマー・ビンソン症候群の一症状として現れ舌乳頭が萎縮し「赤く平らな舌」が生じるとされている。舌炎以外に嚥下障害、口角炎、匙状爪、食道入口のWeb形成たまに下咽頭がん併発。治療鉄剤投与。悪性貧血に伴うハンター舌炎、慢性表在性舌炎、落くず性舌痛症。胃の壁細胞から分泌される内因子の欠乏によりビタミンB12の吸収阻害が生じ悪性貧血が生じその早期に舌炎を認める。舌表面萎縮と平坦化、白斑化がみられ舌尖から両側の舌縁にわたるV字型の発赤と腫脹を認める。食事中に痛い。女性に多い。ビタミンB12非経口投与。②ビタミン欠乏・・・ビタミンB1B2B6の欠乏症として口角炎、口唇炎、舌炎、舌知覚過敏などが起こる。ビタミンBやCの投与。③皮膚科疾患に伴う舌炎1)天疱瘡類似疾患・・・天疱瘡、水疱性天疱瘡などにより口内炎を生じる。頬粘膜、歯肉、口唇などともに舌炎を認める。ストロイドを内服。免疫抑制薬を投与。2)多形紅斑・・・やや隆起する10㎜大ほどの特徴的な環状浮腫紅斑が手背や関節伸側に左右対称に多発する皮膚病変で多形滲出性紅斑と呼ばれている。原因は感染症、薬剤性、悪性腫瘍がある。病因物質に対するⅡ型Ⅲ型のアレルギー疾患である。軽症例では舌、口蓋、頬粘膜、口腔前庭に生じる水疱やアフタが特徴である。重症例では鼻腔、口腔、上下咽頭粘膜に出血を伴う水泡、アフタ、潰瘍をを生じるとされる。疼痛が強く経口摂取困難を呈する。軽症例では2週間で治癒することがあるが原因の追究が必要である。重症例ではステロイド内服を投与。Stevens-Johnson症候群ではステロイドパルス療法。④膠原病類似疾患1)ベーチェット病・・・再発性アフタが主症状の一つで境界明瞭な浅い有痛性潰瘍で口腔粘膜、頬粘膜、舌、歯肉粘膜に出現する。再発を繰り返す。あとは皮膚症状、外陰部潰瘍、眼症状が4大症状であり遺伝的素因と口腔内細菌環境が原因となって自己免疫疾患である。治療は口腔ケア、ステロイド投与、コルヒチン投与。2)川崎病・・・4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の疾患で発熱、四肢末端の変化(浮腫、紅斑、落屑)両眼瞼結膜の充血、口腔粘膜の発赤、イチゴ舌、非化膿性頸部リンパ節腫脹。治療は免疫グロブリンの大量投与。血栓予防のアスピリン投与。3)全身性エリトマトーデス・・・腎臓、心臓、関節、中枢性神経など多臓器障害を生ずる。若年女性に好発する原因不明の自己免疫疾患である。蝶形紅斑、口腔潰瘍(無痛性)、円板状疹、関節炎、腎障害、胸膜、心膜の炎症(漿膜炎)免疫異常(抗Sm抗体陽性、抗リン脂質抗体陽性)治療NSAIDs、ステロイド、免疫抑制剤、重症の場合は免疫グロブリン、血漿交換療法。4)シェーグレン症候群・・・唾液腺、涙腺など外分泌線に対する自己免疫疾患である。唾液分泌低下により口腔乾燥が非特異的な舌炎を呈する。口腔ケア、人口唾液が行われる。全身性血管障害性病変などの合併症が生じた場合はステロイドや免疫抑制剤投与。⑤薬剤性・・・1)唾液分泌低下を生ずる薬剤・・・副作用として唾液分泌低下により非特異的な舌炎を生ずる。三環系うつ薬、抗てんかん薬、鎮痙薬(抗コリン薬、抗パーキンソン薬)2)薬疹としての舌炎・・・扁平苔癬型薬疹、固定薬疹
【舌固有の病変】①感染1)細菌感染・・・口腔内は常在細菌叢によってバランスが保たれているが外傷や放射線照射やウイルス感染によりバランスが崩れ細菌感染を起こす。舌の腫脹、疼痛、発熱、倦怠感など重症になると嚥下障害や構音障害が起きる。抗菌剤投与。2)ウイルス感染・・・ヘルペスウイルスによりアフタ性舌炎を生ずる。アフタ多発、水疱形成、疼痛が強い。アシクロビルバラシクロビル投与。3)真菌感染・・・悪性腫瘍や糖尿病、膠原病の存在。免疫抑制剤、口腔乾燥、妊娠などにより日和見感染。舌、頬粘膜、口唇粘膜で白苔は剥離可能である。抗真菌薬の投与。③外傷1)機械的外傷・・・舌の機械的外傷は歯牙による口傷が多い。2)熱傷・・・熱湯誤飲により起こるが小児に多い。3)歯牙による慢性刺激・・・慢性刺激の場合は深い潰瘍、白板症、悪性腫瘍の原因になることが多い。4)唾液分泌低下・・・薬剤性やシェーグレン症候によるものや横臥位や目隠しや暗い所にいると唾液分泌低下する。5)腫瘍性疾患・・・良性悪性腫瘍など。⑥放射線照射1)直接的な障害・・・舌癌に関してはT1T2は組織内照射T3以上は外照射が選択され放射線舌炎が生じる。さらに抗がん剤などで薬剤性の舌炎を生じる。2)間接的な障害・・・放射線照射により唾液腺組織が障害を受ける。3)放射線性舌炎の治療・・・口腔洗浄、口腔ケア、ステロイド系軟膏塗布。中等度以上の口腔粘膜炎の場合はオピオイドや経管栄養も重要である。

 
2026年01月30日 12:10

③舌痛症と口腔・舌乾燥症

舌痛症の概念は明らかな局所的病変がないにもかかわらず、舌や口全体に起こる灼熱感や痛みを伴う疾患である。舌痛症は様々な全身状態と関連しているが原因を特定できないものは狭義の舌痛症として分類されている。最近ではこの狭義の舌痛症が神経病理学的な背景を持つ「慢性疼痛」とされている。味覚の小径神経線維障害により三叉神経からの入力の脱抑制が生じ口腔領域の痛覚が生じるのではないかと考えられている。舌痛症は求心路遮断の病態と考えられている。【舌痛症の特徴】中年以降の女性に多い。部位は舌尖や舌縁部、さらに口唇、歯肉、口蓋にも痛みを起こすことあり。痛みの性質は灼熱感でありヒリヒリ感。口腔乾燥感、約半数に味覚障害。痛みにはONOFFがあり睡眠時には症状なく起床時に痛みが徐々に増強する。しかし会話や食事の時は軽快するという特徴がある。癌恐怖の人も多い。【舌痛症の病態】正常な状態では鼓索神経由来味覚が口腔内からの三叉神経由来の感覚を抑制するが鼓索神経障害ではこの抑制効果が低下するために疼痛閾値に変化が起こるという説。約半数が味覚障害が起きる。【中枢性障害としての舌痛症】痛みは末梢受容体から神経路を上行し中枢まで伝わり疼痛感覚を引き起こす。しかし中枢から脳幹部を通って下行する調節機構もあり、これが下行性疼痛抑制系であり、これらが障害されると慢性疼痛の原因となる。又抑うつ状態に陥ると下行性疼痛抑制系の機能が低下して慢性疼痛が起きる。【舌痛症の治療】①原因の除去(唾液分泌促進、義歯の調整、原因となる薬を変える、咬合の安定化)②局所治療・・・クロナパゼム®リボトリール、消炎鎮痛剤③全身治療・・・抗うつ剤、αリポ酸、SSRI,®ノイトロンビン。
【口腔乾燥症】口腔で乾燥するところは軟口蓋と舌表面である。舌苔の有無は重要な所見の一つである。特に放射線照射後の口腔乾燥症では高頻度に認められる。【病態】①唾液分泌求心性刺激の低下②中枢性障害(ストレス)③唾液腺神経支配の低下(M3)④唾液腺内の分泌能低下⑤唾液の輸送障害(唾石)⑥唾液消費量の増加【治療】口腔内の清掃、耳下腺マッサージ、ビタミンC、サリベート原因に対する治療・・・口呼吸いびき鼻閉の改善、脱水に対する補給、唾液分泌促進、パロチン。
2026年01月29日 08:42

②味覚

【味の種類】「甘味」ショ糖「塩味」食塩「酸味」クエン酸「苦み」キニーネ「旨み」グルタミン酸の5基本味がある。【味覚の受容】食物が口に入ると、咀嚼により唾液と混じった味質が舌表面の舌乳頭にある味蕾を構成する味細胞に到達する。味細胞の表面には味物質と結合する受容体が存在している。受容体に味物質が結合し相互作用が起こると細胞膜電位変化し脱分極が起こり味覚神経のインパルスを発生する。①舌乳頭・・・舌背を見るとぶつぶつ、ザラザラした構造がみられる。これが舌乳頭であり舌尖から糸状乳頭、茸状乳頭、有郭乳頭、葉状乳頭がある。このうち茸状乳頭、有郭乳頭、葉状乳頭は味蕾が存在するが糸状乳頭のみ味蕾がみられないため味は感じられず、触覚感じるのに役立っている。茸状乳頭はやや赤みかかっている乳頭で舌縁と舌尖に多い。これが多いとイチゴ状にみれる。有郭乳頭は直径1~3mmの一番大きな乳頭で舌分解溝にV字型に7~15個存在する。有郭乳頭の両側に葉状乳頭がみられ、横走する粘膜ヒダである。②味蕾・・・成人では9000個の味蕾を持っており70%が舌背、5%軟口蓋粘膜25%が咽頭から喉頭にかけての粘膜に存在する。味蕾は重層扁平上皮に40~100個の細胞が集まって玉ねぎ状の形をしており味孔を介して口腔内に連絡している。咽頭部の味蕾は水や二酸化炭素を介しており「のどこし」に関与している。③味細胞・・・Ⅰ型Ⅱ型Ⅲ型Ⅳ型に分けられる。Ⅰ型は味蕾細胞の70%しめ支持細胞として機能している。Ⅱ型は大型の細胞で味蕾の15~30%を占める。Ⅲ型が味覚受容の働きをしている。Ⅳ型は基底細胞で味孔に達していない。ここから分化していく。味蕾の寿命は2週間。④受容体・・・塩味と酸味はイオンチャンネル型受容体。甘味、苦み、旨みはG蛋白共役型受容体と結合する。受容体と味質が相互作用を起こすと膜電位の変化が起こりCA2+イオンが細胞内に流入することにより濃度が上昇し伝達物質が放出され味インパルスが興奮する。【味覚障害の機序】①受容器障害(味蕾細胞)・・・味蕾細胞の障害には外的要因と内的要因がある。前者は歯周病、舌炎、舌真菌症、火傷、外傷などがある。後者は亜鉛、ビタミン欠乏が関与しており味細胞のターンオーバーの延長により機能低下を起こす。②味覚神経障害・・・舌前方3分の2顔面神経の鼓索神経が支配しており茸状乳頭の血流や形状にも影響する。軟口蓋は大錐体神経が関与。舌後方3分の1は舌咽神経、咽喉頭は迷走神経の枝である上咬頭神経神経が支配している。ちなみに味覚ではないが知覚は舌神経前方3ぶんの2三叉神経の舌神経や舌咽神経が関与しており触覚、温冷覚、圧覚、痛覚などの体性痛。メンソールやカプサイシンによる温冷覚もこれらである。③中枢性障害・・・味細胞で受容した味刺激は味覚神経より伝達され第一次味覚中枢覚である延髄孤束核⇒視床⇒大脳皮質味覚覚野と情動・摂食行動を支配する辺縁系に連絡する経路がある。外傷性や血管性脳障害、認知症などで味覚が低下することがある。④味物質伝達障害・・・唾液量減少や舌苔の肥厚により味物質が味蕾に到達しないことで味覚障害が起こる。【味覚障害の原因】①突発性・亜鉛欠乏症・・・亜鉛の血清亜鉛値は70~130μg/㎗でこれ以下は亜鉛欠乏性。②薬剤性・・・高齢に多い。薬剤の亜鉛に対するキレート作用が一つの原因とされている。その他細胞破壊、細胞新生阻害、レセプター阻害、神経伝達障害。抗がん剤と循環器系長期服用。③全身性疾患・・・透析、糖尿病④心因性障害・・・味覚障害、口腔乾燥は精神的苦痛やうつ病などで起こりやすい。【味覚障害の治療】原則亜鉛内服療法を行う。ポラプレジンク®プロマック1g/日。鉄欠乏性には鉄剤。口腔乾燥症ではサリベート、ニザチジン(H2ブロッカー)心因的な場合は抗不安剤、抗うつ剤、SSRIを使用する。心因性と外傷性は予後が悪いとされている。
 
2026年01月28日 12:35

①自然免疫の初期対応

2026年01月25日 14:40

咬合不全病

生理的調和のとれた生物物理的な状態とは咬合平面(作用点)、咬筋、内側翼突筋、側頭筋(力点)、第2頸椎の歯状突起(支点)。咬合平面をX軸、環軸関節をY軸とすると歯牙の咬合平面に対してベクトル上顎歯牙A下顎歯牙Bとして示されるような力の方向は直角でY軸に平行である。このような状態が生物物理的には生理的な健全な代謝の状態である。(閉口時)これで下顎のB点は生理的な咬合位からの顆頭が作用点としての回転半径。回転運動の接線は咬合平面に垂直になる。生理的咬合位からの下顎の回転半径。その際の力点は顎二腹筋、顎舌骨筋群、外側翼突筋である。(開口時)。第2頸椎の歯状突起が支点となる。ところが例えば過蓋咬合などは上下顎両方あるいは一方の臼歯萌出抑制の結果として生じる。近心にいくに従ってX軸と平行にならなくなる。X軸より咬合力に対して傾きが生じます。そうすると支点である歯状突起である環軸関節もズレてきて頸椎に変化が起きる(生理的な咬合位から滑走転位が起きる)。作用点である楕円状の顆頭の蝶番回転を強制し回転に際し後下方に傾き鼓室に不当な圧力を加えることとなる。(咬合異常に適応するために生じた下顎の角度の変化(過蓋咬合の傾きの角度)。咬合の不調和には様々なケースが考えられる。回転の中心(支点)は基本第二頸椎の歯状突起で作用点が咬合平面が問題あれば回転の中心が顆頭になりstresserとなりうる。具体的には軟組織の損傷が主である。主に顎関節である。1咀嚼筋障害。2顎関節外傷3顎関節内障(関節円板損傷)4退行性病変5精神因子である。顎関節症が難しいのは下顎顆頭の運動が回旋、回転、前方滑走運動の運動のため作業側の側頭筋後部が収縮し下顎を後上方に引き上げ、平衡側の側外側翼突筋が収縮して、下顎顆頭を前にひくことにより下顎が回転、回旋、前方滑走運動などの側方運動が起きる。その際に作業側は下顎頭が引きつけられたらあとは回転中心になりそれにつれて下顎が回転(蝶番運動)する。この際側頭筋の機能は下顎頭の安定化である。しかし実際には顎関節症は片咀嚼の人が多いのは片側しか噛めないのであるから顎関節内障が多い。大きく口を開けると痛い場合が多い。開口運動の場合は環軸関節に問題なければ下顎頭の蝶番運動である。そこで舌骨上筋群が収縮して下顎を下方にひくことに加え外側翼突筋が収縮して下顎頭を前方に移動させることにより閉口筋が弛緩することにより開口するのである。閉口筋が過緊張すると開口が困難になる。閉口筋の過緊張が続くと血管圧迫により筋肉への血液供給が減少し筋痛の原因となる。(Ⅲ型)外側翼突筋に障害があると大公開時に痛みが出たり筋の収縮を避けるために必要な下顎頭の前方運動が障害されて開口障害を起こす。(Ⅰ型)
顆頭(蝶番運動)と環軸関節が問題なければ咬合において咬頭干渉や中心位中心咬合位(咬頭嵌合位)のずれや平衡側のBalncing contactなどにおいてそれらが支点となり咬合性外傷による歯根膜炎、歯髄充血、智歯周囲炎などがある。さらに歯列不正などが原因の場合は過蓋咬合、反対咬合、交差咬合、OPEN BITEなどは環軸関節がズレることにより顎骨のひずみ、肩こり、頭痛などさらには自律神経異常を引き起こす可能性もある。




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2026年01月25日 14:01

①舌の生理と病態

舌の重要な機能には摂食、嚥下、構音等がある。さらに摂食と嚥下に知覚と味覚の機能も重要である。舌粘膜における知覚は舌前方3分の1が三叉神経であり残る後方は舌咽神経である。味覚は舌前方3分の1は顔面神経で後方は舌咽神経である。舌神経は口腔底を走行し舌に分布する前に味覚に関与する鼓索神経と一体となっている。【味覚の生理】①味覚器の構造…味覚は化学物質が味覚器、味蕾における味細胞の味覚受容体に受容されて生じる感覚であり臭覚とともに化学感覚とされている。味蕾は蕾状の役30~70個細胞の集合体である。この味蕾の細胞は上皮の基底細胞が分裂、増殖して分化した細長い紡錘形の細胞である。細胞先端は味覚受容体の存在する微絨毛となって直径数ミクロンの味孔へと延びる。味細胞先端の微絨毛にある味覚受容体は味孔において口腔の呈味物質の刺激を受ける。②味覚の受容機構・・・味覚は甘い、塩、酸、苦みプラス旨みの5種類とされている。塩と酸味は受容体はイオンチャンネル型の受容体で旨み苦み甘味はG蛋白受容体により受容される。③味覚の神経伝導路1)末梢神経・・・味覚に関する脳神経は顔面神経、舌咽神経、迷走神経である。顔面神経の鼓索神経と大錐体神経が味覚に関与している。これらの2神経は顔面神経障害(Bell麻痺、Ramsay Hunt症候群)や聴神経鞘腫などで生ずる。中耳炎や中耳外傷で鼓索神経障害の原因となる。舌咽神経障害の原因として球麻痺によるものや扁桃摘出術後の例がある。又開口器など手術器具による舌組織の過度の圧迫なども原因である。舌の過度の圧迫も味覚障害の原因となる。2)中枢神経・・・中枢性病変による味覚障害は脳梗塞や脳出血などの血管病変、腫瘍性病変、頭部外傷,多発性硬化症などによる。顔面神経や舌咽神経の味覚の一次ニューロンは延髄孤束核において二次ニューロンに連絡する。二次ニューロンは中心被蓋路を通り視床の後内腹側核に至り三次ニューロンへと連絡する。この間の中心被蓋部や橋に出血や梗塞が生じると同側に味覚障害を生ずる。【味覚障害の病態】①味乳頭・味蕾・味細胞に対する外的障害(原因)舌苔、舌炎、口腔内乾燥、火傷、外傷②味細胞の内的障害(原因)亜鉛欠乏(薬剤、突発性、全身疾患性)鉄欠乏、ビタミンAとB2欠乏③味覚伝導路障害(末梢神経障害、中枢神経障害)
2026年01月22日 18:08

セデーションで使う新たな鎮静剤

よく使われるのは①ミダゾラム®ドルミカム・・・速い鎮静と中程度の覚醒。よく使われる。拮抗薬あり。処置が長くなる場合は鎮痛薬ぺチジン。欠点は覚醒までの時間が1時間から6時間かかる。プ②ロフォール®ディプリバン・・・迅速な鎮静と覚醒。副作用が出た倍の拮抗薬なし。副作用の監視が必要。保険効かない。③レミマゾラム®アネレム・・・迅速な鎮静と覚醒。ミダゾラムと同じ系統。5分後で歩けるようになる。内視鏡検査に最適。保険適応④デクスメデトミジン®プレセデックス・・・鎮静に時間がかかり。外来検査には不向き。検査に不向き。内視鏡検査の鎮静剤使用のメリット⇒不安や痛みの軽減。検査への不安。抵抗感の軽減。検査制度の向上。デメリット⇒呼吸障害血圧低下。検査後の一定の行動制限。
2026年01月19日 13:57

慢性閉塞性肺疾患

【原因】たばこを長年吸うことで発症。気管支が枝分かれした先に「肺胞」がたくさんあります。呼気中の酸素と血液中の二酸化炭素の交換を担ってますがたばこの煙などに含まれる有害物質の刺激で少しずつ肺胞の壁が壊れて空洞になります。又気管支に炎症が起き気管支の壁が厚くなり痰の分泌が増えたりして呼吸が妨げられる。【症状】咳や痰や息切れである。初期は無症状で症状が出ても風邪と見過ごしやすいです。徐々に階段や坂道で息切れを感じるようになり、進行すると軽い運動でもしんどくなります。風邪などで増悪すると繰り返しやすく呼吸機能の低下を早めます。患者は40才以上で喫煙歴のある人です。ただしたばこを吸わなくても受動喫煙や職場での粉塵によっても発症することがあります。【診断】確定診断ではスパイロメトリーで最大限まで息を吸い込んで一気に吐き出します。空気の通り道がどの程度狭くなっているか評価。あとはCTで気管支の炎症や肺胞の破壊の状態がわかります。【治療】喫煙、気管支拡張剤と吸入ステロイド。「デュピクセント」が使えるようなりました。アトピー性皮膚炎の薬で抗IL4、抗IL13薬で皮膚の炎症を抑制する薬です。




 
2026年01月13日 12:04

血液癌

血液癌は大きく分けて血液を造る元となる細胞(骨髄芽球)が癌化する白血病、免疫を担うリンパ球が癌化する悪性リンパ腫、B細胞から分化した形質細胞が癌化する多発性骨髄腫がある。①急性リンパ性白血病・・・血液細胞のうちリンパ球になる途中の未熟な細胞が癌化して増殖する。こどもに多い。疲労感や立ち眩み動悸などの症状がでる。感染症にかかりやすくなる。鼻や歯肉からの出血、青あざができやすくなる。治療・・・抗がん剤、造血幹細胞の移植。患者の特定の染色体に異常がみられる場合は分子標的薬「グリペック」②悪性リンパ腫・・・細菌やウイルスから体を守るリンパ球が癌化する。中高年に多いが若い世代でもなる。男性多い。首やわきの下、足の付け根などのリンパ節の多いところに腫れやしこりが出来る。発熱、急激な体重減少、多量の寝汗をかく。薬物療法(chop)と放射線治療。造血幹細胞移植。③多発性骨髄腫・・・血液細胞の一つの形質細胞が癌化して骨髄腫細胞となる。ほとんどが中高年。男性多い。背中や腰の痛み、貧血などで見つかることが多い。骨が溶けだしてもろくなるため骨折や高CA血症を起こしやすくなる。薬物療法が基本。「自家造血幹細胞移植」も選択肢。
再発や急性リンパ性白血病は分子標的薬と従来の抗がん剤の特徴を持つ抗体薬物複合体「べスポンサ」。免疫療法の一種で患者の免疫細胞と癌細胞を結合することでがん細胞を抑える二重特異性抗体薬「ビーリンサイト」。患者自身から採取した免疫細胞を攻撃力を高めて体に戻す「CARーT療法」が加わった。
 
2026年01月13日 12:04

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

〒737-0142
広島県呉市広駅前1-8-11

TEL:0823-72-3041

受付時間:月~土
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土曜午後の診察は17:00まで
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