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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

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「第5の癌治療」

第5のがん治療薬BNCT(ホウ素中性子補足療法)とアルミノックス治療はどちらとも標準治療後の再発頭頚部癌に有用である。アルミノックス治療はがん細胞に特異的に結合する薬剤を投与し患部にレーザー光をあてることでレーザーと反応させ癌細胞をやっけるのに対してBNCTの方はがん細胞にがん細胞に取り込めやすいホウ素の同位体を含んだ薬を投与した後、中性子線を照射し中性子とホウ素が反応してアルファ線という放射線の一種とリチュウム粒子が発生し、2つのエネルギーによってがん細胞が破壊されるという仕組みです。保険適用になったのと治療の日数がアルミノックス治療は2日でBNCTは1日で1週間入院で経過観察の必要あり。
2024年07月10日 13:54

顎関節障害

顎関節は身体の他の関節では見られないいくつかの特徴があります。
1顎関節は左右一対になっていて、その一対の関節が協調して動く。運動時痛(動態病変)
2スムーズな動きが出来るようにベアリングのような役目を果たす関節円板という弾力性のある線維軟骨が介在する
3顎には咬合(かみ合わせ)機能を持つ歯という独特の器官がある
4顎関節は口を大きく開けるために回転運動と同時に前方滑車運動も行う。開閉口時の下顎開口路の側方偏位(斜めに口が開くと訴えることが多い)
【原因】身体的要因1咬合不全2咀嚼筋を制御する神経機構の異常3関節円板のずれ、損傷
    環境要因歯ぎしり食いしばりによる持続的な過重負担
    精神的要因ストレスによる咀嚼筋の過度の緊張亢進
【分類】Ⅰ型咀嚼筋障害
    Ⅱ型関節包、関節靭帯障害
    Ⅲ型関節円板障害(関節円板の位置異常)Ⅲa下顎頭の前方に転位した関節円板が開口時に下顎頭の前上方に復位するもの(クリック音)
                       Ⅲb開口時に復位しないもの(開口障害、疼痛)
    Ⅳ型変形性関節症
【治療】鎮痛薬、筋弛緩薬、前歯咬合、4番近心咬合、大臼歯犬歯誘導型の5点接触法により咬合不全を改善。
特に最も多いのが咬合不全によるものであり咬合不全と咀嚼筋とは密接な関係がありこの2つをつなぐものとして緊張性歯根膜咀嚼筋反射が介在する。咬合不全があると歯根膜咀嚼筋反射が起き、咀嚼筋の過緊張が起き下顎関節のずれ、偏位が起こる。


    
2024年06月30日 09:43

ストレスと免疫

咬合不全によりストレスがかかるとSNS経路すなわち交感神経は胸腺、脾臓、リンパ節に入っておりノルアドレナリンなどのカテコールアミンをマクロファージ、樹状細胞、Treg細胞に浴びせることにより免疫細胞は働きが抑制され特にNa受容体のあるTh1の働きを抑制する。又ノルアドレナリンの受容体はB細胞にも存在し刺激によりアレルギー体質の人は相対的にIgE産生する。一方でHPA経路では副腎皮質ステロイドは過剰な免疫反応炎症を抑制するためのホルモンです。マクロファージ、樹状細胞の抗原提示のIL-12の産出を抑えることでTh1の働きを抑え(IFN-γ⤵)相対的にTh2(IL-4)サイトカインを増加させる。ストレスがかかるとステロイド分泌が鼻炎、喘息、アトピーなど1型アレルギーを引き起こすのがTh1<Th2に傾くからです。例えば口内炎は咬合不全により粘膜に外傷が加わる(外傷性)と細菌感染し抗原提示されるとステロイド塗布する。一方咬合不全により(免疫抑制型)も歯肉とか口腔底に多いです。低位咬合により自浄作用が損なわれ発生する。これらも原因を追及してレーザー治療とステロイド塗布する。
 
2024年06月30日 09:42

白板症の治療

白板症は白色を主症状とする角化病変で単純な角化病変から高度な上皮異形成まで含まれる。男性が女性の3倍で40~70代。好発部位は下顎歯肉が多く舌、粘膜の順である。しかし舌が悪性度高い。当然生検は必須であり当然上位性異形成が中等度以上であれば悪性度が高い。治療法は外科的切除が最も確実である。切除後は再発の経過観察が必要である。経過観察中に一部が紅斑に変化し乳頭上に隆起、潰瘍形成,硬結、易出血、痛みの増強等の症状がでれば生検を行い悪性化の有無、上皮性異形成の変化を調べる必要性あり。
2024年06月23日 11:08

精神科、神経内科の歯科的口腔外科的注意

大きく分けて1神経症2統合失調症と類似疾患3躁鬱病4てんかん5自閉症スペクトラム障害がある。神経症には1)不安状態2)ヒステリー3)心気症状4)恐怖状態5)抑うつ状態がある。それぞれ注意したいのは不安状態では動悸、呼吸促進、頻脈、めまい、血糖、血圧が上がりやすいので特に麻酔で注意が必要である。ヒステリー状態では自己顕示欲が強い人感情の未熟な人に多い。信頼関係を築く必要性あり。心気症状では自分の健康状態に異常なほど関心を持ち続けている状態である。歯科処置により新たに症状を引き出したり移動させないようにする。恐怖症は脅迫観念が特定の対象に集中するため打消しが難しい。不潔観念や癌ノイローゼがある。舌痛症もその一つである。抑うつ状態では何らかの精神的な原因により生ずる抑うつ状態で口腔乾燥症や咬合不全もあるので注意が必要である。2統合失調症は思考障害、感情障害,行為障害、人格変化や幻覚や妄想がある。これらの患者さんは投薬がなされているので疼痛閾値が高く反応が鈍いので麻酔や切削はしやすい。この場合は近親者に説明の必要性あり。類似疾患としてパラノイアは過度に疑い深い状態で安易な気持ちで歯科処置すると怖い部分がある。さらにゼネストパチーがある。これは口の中に虫がいたり歯の中に糸があるから取ってくれという訴えである。躁うつ病は躁病にかけては爽快気分が亢進し考えが定まらない(観念奔逸)歯科処置での注意点は治療費支払いに関する場合が多い。通常では我慢できる痛みでも大騒ぎする場合が多いので注意が必要である。うつ状態では抑うつ気分と思うようになり考えがまとまらない。(思考抑制)うつ状態での唾液分泌低下と抗うつ剤のため口腔乾燥と判断力低下のためよく噛めるかの判断力がつかないため積極的に処置は行わない方がいい。なお抗うつ剤にはアドレナリン効果があるため無添加の局麻を選ぶべきである。てんかんは意識喪失、知覚障害、運動障害、自律神経障害が発作性に生じ一過性に短時間反復する発作を主徴とする異常症候群である。歯科処置では不安や痛みを与えない。治療椅子において光を目に入らないようににする。またタービン音も誘発因子になるので治療時間も短くする。万が一治療中に発作が起こった場合は水平位のまま低くし頭を強打しないようにし痙攣に伴って胃内容物の吐物をかきだしてやらなければならない。




2024年06月20日 06:27

高齢者の歯科口腔外科的注意

高齢者の特徴1年齢と生物学的年齢が一致しない(個人差大きい)2加齢に伴う身体の変化(体細胞の減少と水分の減少のため身体が小さくなる、免疫の低下、創傷治癒能力の低下、疼痛閾値が広い、収縮期血圧が高い、老人性痴呆)
処置に対しての注意点      1  保存や補綴に比べて口腔外科処置は心理的にも肉体的にも侵襲が大きい。原則として初日は抜歯は控えたほうがいい。2術前、術中、術後の管理は欠かせない。特に呼吸数100毎分以上の頻脈40毎分以下の徐脈は危険です。検査としてPRP(収縮期血圧と脈拍数の積)が術中に20パーセント超えないよう注意しないといけません。それ以外は顔の色と症状、手足の硬直、発汗、呼吸数の増加3実際の注意点は口腔内の歯石除去、表面麻酔、麻酔は高血圧の場合はシタネストを使用する。抜歯後は炎症性肉芽組織は掻把しないといけないがdryソケットに注意する。投薬は消化器系の機能低下で吸収排泄が遅れること、腎の排出、肝臓の代謝の悪化で血中濃度が高くなることが注意点である。投与量は成人の2/3から始める。排膿などの消炎手術は先決である。


 
2024年06月20日 06:26

小児の歯科口腔外科的注意

小児の特徴と歯科臨床上の問題点1不協力的な行動が多い2自分に愛護的な要求してくる3肉体的に未発達で侵襲に対して抵抗力弱い4生理的にも成人と違う5正しい成長発育を助けることが要求される5母親の説明が必要である。嫌がる小児に抜歯して誤飲させることもあるから慎重に取り扱わないといけません。このことから処置よりも予防が重視されるようになりました。抜歯も表面麻酔して規則正しく時期に応じて対称的に行うべきである。
2024年06月20日 06:25

咬合不全病(動態病変)とストレス

咬合不全(下の顎を動かした時その動きを妨げるようなかみ合わせ)によっておこる症状は動態病変として咬合性外傷(歯根膜炎)から二次的に細菌感染による歯周病、顎関節症、歯のクラックや隣接面空洞(CO)からなるカリエス、智歯周囲炎などその他口腔外科疾患(粘液嚢胞、良性腫瘍、悪性腫瘍、口内炎、舌痛症などいろいろ)がある。咬合不全が海馬偏桃体ー青斑核ー視床下部を介して交感神経からノルアドレナリン放出ドーパミンセロトニン放出(SNS経路)。一方脳におけるストレス応答は下垂体ー副腎皮質髄質を中心としたホルモン(HPA経路)。アドレナリン、副腎皮質ステロイドが産生され全身的なストレス疾患をひきおこす可能性がある。それによって自律神経(交感神経優位)の乱れ、側頭筋の過緊張による片頭痛、胃腸障害、顎関節の障害などいろいろある。これらは歯並びが悪かったり、不良充填物、拙い矯正治療後、歯ぎしり、歯の硬度差、歯の欠損の放置、片咀嚼などが原因とされている。
2024年06月20日 06:21

妊婦・授乳婦への歯科口腔外科的注意

妊婦に診られる口腔内の異常はエストロゲンの増加によるものが多いが口腔内の不衛生によるものが多い。妊娠性口内炎がもっとも影響を受けている。治療の時期は安定期がいいとされている。又妊娠中は口腔ケアは胎児のためにも必ずすべきである。治療において注意すべきことは放射線と麻酔と投薬である。放射線は妊婦よりも胎児中心に考えるべきですが現在はデジタルになり被ばくは少なくなりさらにプロテクター装着すれば問題ないでしょう。次に局麻は血管収縮剤の注意が必要である。子宮血管の収縮により胎児への血行障害、無酸素症があるがシタネストで対応できる。投薬は鎮痛薬は塩基性のものがよいとされている。

 
2024年06月20日 06:21

Quinke浮腫

原因不明の皮膚・粘膜の限局性浮腫である。病理的には血管性の浮腫であり、血管周囲の肥満細胞何らかの形で刺激を受けてヒスタミンを分泌する。ヒスタミンにより血管の拡張と血管透過性の亢進により、血管外の組織間隙に多量の組織液が貯留して浮腫が起こる。食事・薬剤・接触刺激・疲労・精神的ストレスなどがある。浮腫は突発性・発作性に生じ再発を繰り返す。短い間は短時間、長い間は数日間で自然消滅するが喉頭や咽頭に発生すると気道閉塞を起こす。治療は抗ヒスタミン剤、ステロイドと原因追求です。口唇な場合は咬合不全による口唇外傷が多い。HAE(遺伝性神経性浮腫)など遺伝的なものもある。
2024年06月20日 06:20

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

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